Prestige Wrestling The Respect Issue 19/8/2
No Lives Matterルールズ
ソニコ&スー・ヤン対クリスティーナ・ヴォン・エリー&ドレクセル
ハードコア、トルネード&エリミネーション・ルールのタッグ戦。
初っ端から各種凶器が飛び出す大乱戦。
まさにバールームブロウルというようなシーンから、
ペーパーカットにステープラーの打ち合いは、
デスマッチでもそんなに打たないよと言いたくなる程、
じっくり沢山打ち合うもの。
そこから大量の画鋲が散乱するリングでの攻防。
エリミネーション・ルールなので、攻防の転換点を作りやすく、
テンポ良く映るのが良い。
ハードコアに開眼したソニコも良い動きを見せていて、
クリスティーナはやはりハードコア慣れしていて魅力的。
クリスティーナに過去の事を思い出させる様な竹串攻撃もあり、
最後は怪奇派対決再びスー対ドレクセル。
トラップの設置に時間がかかり過ぎて、
グダついたところはあるが、場外に設置された二段ドア葬とド派手に締めていて、
体裁を整えたのは良し。想像以上の過激さとクオリティ。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Prestige Wrestling
The New Fury 19/5/24
スポーカン・ストリート・ファイト
スー・ヤン対ドレクセル
怪奇派対決。凶器を徹底的に使うハードコア。チェーン数が少なく、
一方的に痛めつけるシーンが多いが、2人のビジュアルで切り返し合いを、
沢山されてもキャラから逸脱しているので、これ位が良い。
体格差はあるものの、実力実績はスーの方が上というバランスも良く、
スーがどんどん引っ張っていく形。
ドレクセルは、能力的には未熟な部分は多いけれど、
そのビジュアルで流血するだけでお釣りが来る。
キャラクターの強さは大事。
ドレクセルの能力がもう少し追いついていれば、コンパクトにも出来て
、好勝負にもなった可能性も高いけれど、ある意味スー対カーラに近い世界観で、
しっかりハードコアをしてくれれば、良い作品となっていく。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
FEST Wrestling
Bring Your Mom 17/5/17
FEST Wrestling王座戦-フォールズ・カウント・エニウェア
スー・ヤン(c)対サミ・キャラハン
サミの母親も観に来ている中でも、
女子だろうがアンデッドだろうが容赦無用なのがサミ。
会場全体を掌握し、持ちネタを使いながら、
過激過ぎないけれど荒々しくはある。良い塩梅で試合を進める。
まだスーが、アンデッド・プライドとしてキャラを、
試合に落とし込めていない時期ではあるものの、しっかり身体は張り、
ハードコアに対応。スーの人間味がまだ残っていた時期だからこそ、
格上サミに何とか食らいついていった試合が映える。
テッサ戦のベースはもう既にここにあったかというような、
性別を飛び越えた清々しい試合。好勝負。
評価:****
Riptide Wrestling
Brighton Spirit 2019 Show 1 19/10/4
ノーDQ
スー・ヤン対カーラ・ノワール
「シネマティック・インディペンデント・レスリング」に降り立った
ブラックスワンとアンデッド・ブライド。
映画の様な映像とキャラクターの2人が織りなすまさに演舞。
キャラクターに忠実な動き。その一挙手一投足を引き立てる映像美。
会場の神秘性も相まって、唯一無二の世界観へと誘ってくれる。
しかし、自転車や生卵を使っても、プロレスの攻防がしっかりしているから、
プロレスの試合として保っている。
好調カーラにしっかりついていくスーは見事。
素の実力がキャラクターに付いていく。
そして何よりも常識を超えた世界を、
真剣に全力で取り組み続けるプロフェッショナル。
演者、団体、観客全てが一体となった作品。好勝負。
評価:****