Pro Wrestling NOAH 

後楽園ホールDay2 REBOOT 20/1/5


清宮海斗対イホ・デル・ワグナーJr.
王座戦に破れ丸腰となった清宮。リフレッシュのためのシングルというべきか、
相手はワグナー。大柄でヘビーだがジュニアのような軽快さもある
清宮とは相性も良く、手も合っていた印象。
ノアらしい激しさも兼ね揃えていたこの試合。
わかりやすさのために、あえてスピードを落としていたが、

スピードを維持しつつ、激しさも持続出来れば更に化ける。

可能性を感じる内容。中々良い試合。
評価:***1/2

GHCタッグ王座戦
AXIZ(c)(潮崎豪&中嶋勝彦)対丸藤正道&望月成晃

丸藤が用意したパートナーは、なんと望月。ということで、カードから推測される通りの、
ハードヒットコンテストへ。潮崎丸藤はチョップ、中嶋望月は蹴りで魅せる。
しかし打ち合いというシーンは少なく、アクシズの二人が攻め、丸藤望月は耐えつつ反撃と、
6対4位でアクシズの方が攻勢。特に潮崎のチョップという凶器攻撃ばりの
通常技は、見ている者皆に激しさを伝えられるので、
こういう初見や固定客ではないお客も多い中で、わかりやすい武器となる。
あえてチョップや蹴りに絞っていた印象。

そこに丸藤が得意の打撃連打で、望月も蹴りや耐え姿でアクセントを加える。
丸藤望月も色々な事が出来る中で、打撃メインに絞って試合を進める。

だからこそいきなりのパーフェクトキーロックや、ツイスターなどが効いてくる。
手駒を絞って打撃の物量押しと望月という新鮮なカード投入という二枚のみで、

ロングマッチを成立してしまう凄さ。もっと詰め込めば、名勝負も狙えるカードだが、
ビッグマッチではないけど、新規に良さを伝える
わかりやすい激闘というお題に対して、彼らが出した答えがこの試合。
ベテランの試合運びとノアらしいハードヒッティング、
そこに細かなアクセントを沢山散りばめた好勝負。
評価:****

全体評価:7.5+