Fight Club: PRO(FCP)
Project Mayhem VIII – Night1 19/9/27
デス・ハウス
チームFCP(ダン・マローニー、リッキー・シェイン・ペイジ、マーティン・ザキ、クリント・マルジェラ&トレント・セブン)対シャーデンフロイデ(ラッキー・キッド、カイル・フレッチャー、ティモシー・サッチャー、クリス・ブルックス&X)(w/キッド・ライコス)
メンバーが揃うまではぬる目の乱戦。サッチャーは空気を変え、
蛍光灯攻撃を解禁してからまずはエンタメ要素を強め、
WWEからデスマッチNGを食らったであろうセブンを排除させ、
シャーデンフロイデの助っ人ELPの登場そして
FCP軍の助っ人ジミー・ハヴォック登場で、
更に盛り上げた後、デスマッチモードへ。これまでで約30分経過も、
これから約30分デスマッチをエリミネーションルールなしで、
やり遂げるのだから余りにも挑戦的。
そこからは大量の蛍光灯を使いながら流血戦へ。
デスマッチ慣れしていないメンバーや
レスラーではないオーナーのザキを含む中で、
RSPはもちろんのこと、サッチャー、クリス、ファンタズモが大奮闘。
確固たる地位がある選手達が大流血しながら、
真摯に取り組んでいく姿は素晴らしい。ご祝儀的な意味ではなく、
嫌々やっている人はそれが出ており、覚悟を決めている人は、
素晴らしいものを生み出している。その差が如実に出た内容。
この4人に要所でジミーが活躍し、ロングマッチを上手く繋げていた。
蛍光灯に加え、各種ボード類や鉄柵金網トラップと
CODを思わせるトラップに身を投じていく。
00年代のCZWオマージュに溢れた試合でもあるが、
レスラーとして一流の選手とデスマッチキングスがいれば、
長丁場でも形にしてしまう。結果的に好勝負に仕上げてみせた。
当然長すぎるものの、挑戦するのは悪くない。サプライズに溢れた抗争決着戦。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
Fight Club: PRO(FCP)
Internacional Técnico 19/11/29
ルチャ・ブラザーズ(ペンタゴンJr.&レイ・フェニックス)対ムーンライト・エクスプレス(MAO&”スピードボール”マイク・ベイリー)
ハイフライングと連携で見栄え良く。
ルチャブロズ的には省エネで、MLXの本領も発揮出来た訳ではないが、
DDTらしく椅子城自爆や、
ステレオダイブもありと見せ場は作った。
平均的良試合。
評価:***1/4
タイラー・ベイト対マイク・クアッケンブッシュ
クアックのグラウンドテクニックに翻弄されるベイト。
出来るのはオーソドックスなレスリングなので、
まさにされるがままではあるものの、基本はしっかり出来る上に、
WWEでも磨いている表情で伝えるプロレスも出来るメインイベンター。
クアック優勢でも、存在感は示す。すると終盤に行くにつれて、
投げ技や打撃も解禁。クアックの近年の試合らしくない程色々な技も飛び出し、
まるで00年代にIWA-MSやCZWでやっていたような激しさも同居した試合に。
互いに必殺技の応酬まで踏み込んだ内容。意表を突いたアグレッシブな試合。
好勝負。
評価:****