EVOLVE EVOLVE 129 19/6/29
ロドリック・ストロング対アンソニー・ヘンリー
ヘンリーのシューター・スタイルに合わせて、
ハードヒットで倍返しをするロドリック。ヘンリーに合わせつつも、
その上をいく所が憎い。只ヘンリーも格差は理解しつつも、鋭さは失わずに、
ロドリックの土俵に乗った上で勝負出来ているのは良い。
荒々しさ一辺倒ではあったものの、
それで押し通せるだけの強さを持った両者だからこそ出来た試合。
好勝負には届かない良試合。
評価:***3/4
EVOLVE EVOLVE 134 19/8/25
WWEクルーザー級王座戦
ドリュー・グラック(c)対KUSHIDA
グラウンドの攻防ながらファストペース。
TVマッチのような忙しなさではあるが、
その筋を極めた両者だけに、
ちょっとした切り返しもスキルフルで見応え有。
グラウンドやサブミッションは大きな武器だが、それだけではなく
、KUSHIDAは俊敏性、
グラックはパワーと二の矢、三の矢を持っていると、
展開作りに一切困らない。何年もライバルだったかのように、
創造力溢れる攻防が続き、
結果コンパクトな試合時間にも関わらず、充実度は満点。
フィニッシュこそチープも、クリーンに負けさせる訳にもいかないしやむなし。
クルーザーの華やかさとグラウンドベースの重厚さを兼ね揃えた熱戦。
好勝負。
評価:****
EVOLVE EVOLVE 135 19/9/20
ウォルター対JDドレイク
重戦車対決。当然現役NXT UK王者、格差を描きつつ、
ドレイクのタフさに焦点を当てる内容。
PROGRESSでのマーク・デイヴィス戦に類似した内容で、
ウォルターの絶対的強さとそれに及ばないが、
肉薄したドレイクの押し上げは表現出来ている。ただウォルターは、
PROGRESSの時とは違いゲストなので、その時ほどは深まらず。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
EVOLVE EVOLVE 136 19/9/21
ウォルター対カシアス・オーノ
WWE本戦とは違い、オーノがウォルターと限りなく対等に描かれている。
強めのジョバーではなく、リビングレジェンドとして存在しており、
ウォルターをノックアウト出来る力と、ターンバックルを用いて、
使い手を破壊する等の狡猾さも潜めている。
時間制限、最終的にはウォルターがあっさり仕留めるといった、
エクスキューズはあるものの、オーノの強さ巧さはまだまだ健在と思わせる内容。
この仕様のオーノとウォルターならこの内容は最低ライン。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
EVOLVE EVOLVE 138 19/10/12
アンサクションド・ノース・カロライナ・ストリート・ファイト
アンソニー・ヘンリー対JDドレイク
ゲイブ・サポルスキー好みというべき、無秩序系ハードコア。
ワークホースメンの両者が、ヘンリーの裏切りから激突。
ストライカータイプのヘンリーと動ける巨漢のJDが、
場内所狭しと乱闘を繰り広げる内容。会場にいれば、大喜びだが、
映像で見ると時間の割に密度はそこまで詰まっていない。
只凶器も大量で、連続テーブル破壊と、見栄えはかなり良く、
ハードコア戦として一定の成功はしている。
只もっと刺々しいものを期待していたのも事実。
特にヘンリーならそれをして欲しかった所。
良い試合だが、もう一つ突き抜けた荒々しさが欲しかった。
中々良い試合。
評価:***1/2