Limitless Wrestling
Twilight Zone 19/11/29
IWTV Independent Wrestling王座戦
ウォーホース(c)対ジョン・シルバー
直線的なウォーホースに対し、ラフやハードヒットはお手の物の、
最近好調シルバーが、ベテランの強さ上手さを示す内容。
メタルキャラもあるけども、
勢いは凄いけども一本調子なウォーホースが引き立つ様に、
わかりやすい肉弾戦を選びつつも、
関節技を活用しつつ飽きない試合に修正していくシルバー。
完全にシルバーがタクトを握り切った試合。
ウォーホースも勢いとハードさだけの所から、
違う所も多少は見せていかないといけない。まあまあ良い試合。
評価:***1/2
ラスト・クリーチャー・スタンディングマッチ
クリス・スタットランダー対アシュリー・ヴォックス
エイリアン対海洋生物。
ということでラスト・クリーチャー・スタンディング。
女子同士のラストマン戦。ただ試合は、
”More Than Women”を標榜するスタットランダーらしく、
男子顔負けの武骨な内容も多い。
早速スタットランダーがターンバックル(ヴォックスの必殺技リール・キャッチ、
船のフックをモチーフとしている。)でヴォックスを大流血に追い込む。
そこからほぼワンサイドでスタットランダーが蹂躙する格好だが、
そうしたことにより、スタットランダーの強さとヴォックスのタフさが際立つ。
まだまだ改善出来る所はあるけども、彼女たちで考えた事を再現出来ている。
ヴォックスが反撃に転じてからも、過激度はそこまで高くないけども、
ドア破壊も複数あり、ハードコアの熾烈さは備わっている。
何より一つ一つの攻防が、ハードコア仕様になっていて、
カウンターもズバリ決まっている。得意技や必殺技に無理に行かず、
流れや勢いを崩さない様に、通常技を多用していたのも細かなポイント。
硬派な所とキャッチーさが共存する中、
仕上げはクッションを剥いだ板剥き出しのリング。
そこへカナディアン・デストロイヤーという荒技を見せるものの、最後だけは少し不満。
ドア破壊を既に2回やって、もう一回ドアで、
しかもターンバックル活用とはいえ、ラストマン戦なので、
折角なら雪崩式カナディアン・デストロイヤー位破壊力のある技で締めても良かった。
只それも細かな注文で、全体通しては、期待を裏切らない見事なタフマッチ。
前のアンサクションド・マッチとは一味違った死闘なのも高ポイント。
好勝負。
評価:****
全体評価:8