3-2-1 BATTLE! 

Horror Business 2019 19/10/18
 

ダニエル・マカベ対アレックス・ゼイン
マカベのテリトリーであるグラウンドに乗っていくゼイン。

形だけは様になっているが、餅は餅屋。すぐにマカベがコントロール。

掌で踊らされるゼインではあるが、飛びまくるわけではなく、

いつもよりは破天荒さを抑えて対抗。

要所では高難易度ムーブをしっかり決めるので、役割は果たしている。

トータルで見ればマカベが実力差を示したものの、

ゼインの健闘も光った一戦。優秀なスタイルクラッシュ。中々良い試合。
評価:***1/2
 

Breed Pro Wrestling

 Starrcave 19/10/12

A-キッド対カルロス・ロモ
スターケイドと洞窟のケイブを合わせたスターケイブ。

洞窟の中にリングを置き行われる世にも珍しい大会。

そこに戦うのは、師弟関係にあるホワイトウルフの2人。

AキッドがWWEへ旅立った為、タッグを組む回数は激減した両者だが、

特別な関係性は変わらず、Aキッドの強制力のある攻めに、

ロモもハイフライングを抑えて、そのグラウンドや打撃戦に挑んでいく形。

Aキッドのいつにも増して激しい攻撃に対し、ロモも不足なく返していき、

しっかりとライバル関係として昇華出来ている。

最後こそチープフィニッシュだったが、それまでは短時間ながら凝縮した激戦。

普段見せない激しさを題材にした内容で、面白さも1ランクアップしていた。

好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

IPW:UK Tuesday Night Graps:

Hard As F*ck 18/9/25
 

ティモシー・サッチャー対クリス・リッジウェイ
米英の一流シューター対決。大舞台も経験している両者だが、

こういった小箱も良く似合う。試合もサッチャーがリッジウェイに、

ペースを握らせない展開が続く。ドミネイトする訳ではないが、

リッジウェイの反撃を確実に単発で終わらせて、後は倍返し。

ヒリヒリする試合内容と痛みが伝わるサッチャーの攻め。

それにダメージもフラストレーションも溜めたリッジウェイが、

決死の反撃を試みる所がハイライト。いつもクールなリッジウェイが、

咆哮しながら掌底を見舞っていく。その普段見ない必死な姿に、

この試合は特別なものになると確信を得た。大枠のドラマ性と技術のせめぎ合い、

体格差といった細かな部分両方が上手く嵌まった激戦。

文句無しに好勝負。
評価:****1/4

Scenic City Invitational Tournament 2019 

Day1 19/8/2
1回戦
ダニエル・マカベ対トニー・デッペン

ホームマットではない中で、余裕感よりも鋭さを打ち出すマカベ。

6:4もしくは7:3でマカベが攻めていく形だが、

マカベの攻めのバリエーションの豊かさに、

デッペンの受け手としての優秀さが交わり、

マカベの美しい攻撃が更に映える展開が続く。一方的ではなく、

ポイントでデッペンも効果的な攻撃を決めるので、盛り上がり続けたこの試合。

13分に互いのセールスポイントを詰め込んだ熱戦。

好勝負。
評価:****