PCW ULTRA No Quarter 19/8/9
PCW ULTRA ウルトラライト王座戦
ジェイク・アトラス(c)対TJパーキンス
たりないふたり。変幻自在のテクニックを持ちながら、
アクションでゴリ押す事はそこまで得意ではないTJと、身体能力に優れ、
シンプルな展開では力を発揮するが、技巧の点では、
もう一つ磨かなければいけないアトラス。
その2人が互いの足りない所を補い合いながら、
良い所も出し合い受け入れつつ鬩ぎ合っていく試合。
上手くお互いがお互いをフォローし合っていた熱戦。
ある意味かなり上手く噛み合っていた試合であった。
好勝負。
評価:****
Limitless Wrestling Snakebitten 19/1/11
アンサクション・マッチ
クリス・スタットランダー対アシュリー・ヴォックス
真っ向勝負のハードコア。凶器を使った攻防も凶器を使わない攻防も、
献身的な身体の張り方を見せ、
アクションとしても女子の軽さがないのは大きな利点。
シー・スターズにちなんだ凶器、
Chikaraのオーシャニアバージョン衣装のヴォックスと特別感もあり。
スタットランダーの流血も色を添え、遺恨清算戦に必要な要素を兼ね揃えている。
ハードコアにサブミッションを絡めた終盤も上手く嵌っていて良好。
どインディーの域を遥か超える激戦。好勝負。
評価:****
Rising Sun Wrestling Promotion
Make Your Dreams Come True Stage 2 19/6/22
SWE世界ヘビー級王座戦-ジャパニーズ・ルールマッチ
入江茂弘(c)対フランシスコ・アキラ
チャレンジマッチ。全日に参戦している新鋭アキラが、
海外を転戦している入江に対し、持てる力を全て見せて行こうという内容。
簡単に切り捨てるのではなく、アキラの力をしっかり受け止めて、
サポートもして、最後は自らの力も誇示する。入江の丁寧なリードが光る。
アキラも元々持っていた華麗なムーブに力強さも少し出てきており、
これから順調に育って欲しい。
全日にはいないタイプの典型的なクルーザー級なので、大事にすべき。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
ECCW Ballroom Brawl E11even Night 1 19/1/11
ECCW王座戦
エル・ファンタズモ(c)対アルテミス・スペンサー
帰ってきたファンタズモ。結果的には新日参戦前最後の里帰りとして、
元々出ていた団体を盛り上げようと参戦したのだろう。対するはスペンサー。
何でも出来るオールラウンダーである点は通ずる点がある。
ただこの試合は、ファンタズモが覚醒する前の試合。
BCでのヒールスタイルが垣間見える試合構築だが、まだまだ試運転。
気だるいヒールワークをするが、少しスローにしすぎ。
いくらその後にキレキレの動きをしても、中々テンションを元に戻せない。
沸かし切れないスペンサーの器用貧乏な所も出てしまい、
中々盛り上がりきれない。同郷対決とあって期待したが、
点が線になることはなく、期待外れと言わざるを得ない。平均的良試合。
評価:***1/4