WXW Ambition 11 19/8/8
1回戦
ティモシー・サッチャー対アレキサンダー・ジェームス

グラック門下生のジェームスとサッチャーが、これがAmbitionだと言わんばかりの、

堅くもテクニカルな攻防を披露。サッチャーは安定しているが、

ジェームスもサッチャーのやりたい事を理解し追随出来ているのが素晴らしい。

幸先の良いオープナー。
中々良い試合。
評価:***1/2

1回戦
ボビー・ガンズ対ダニエル・マカベ

現WXW世界王者ガンズに対しても引けを取らないマカベの上手さが光る。

どうみてもガンズが勝つと思いきや、持ち前のテクニックを駆使し、

思わぬアップセットをやってのけた。

Ambitionなので短時間かつコンパクトにはなってしまうものの、

互いの良さマカベの良さは示す事が出来ていた。平均的良試合。
評価:***1/4

準決勝
ティモシー・サッチャー対ダニエル・マカベ

この大会のMOTNは、シアトルが誇る数え歌。動きのキレ、

攻めだけではなく、防御の時も細かく動き続け、

他のグラウンドの攻防とは一線を画した鋭さと細部までこだわった形を見せる。

この試合もこの後のウォルター戦と同じ様に、

これまでの数え歌を凝縮したハイライト版ではあるものの、

まだまだ知られていない数え歌とあって、

これだけでもかなり新鮮に映ってくれる利点はある。

マカベの上手さとサッチャーの強さが堪能出来る。

やはりマカベ相手だとサッチャーの実力をストレートに出す事が出来る。

最後は呆気なかったものの、それまでの過程で十分楽しめる。

好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

決勝
ウォルター対ティモシー・サッチャー

10分未満の数え歌。流石にこのカードにこの時間設定はいくらAmbitionでも勿体ない。
グラウンドの攻防から打撃での意地の張り合い、強烈なウォルターの投げと、

このカードの見せ場をかいつまんだハイライト版。

当然良い試合には違いないのだが、あくまでもハイライト版。

中々良い試合。
評価:***1/2

全体評価:8.5