DRAGON GATE KOBE プロレスフェスティバル2019
神戸ワールド記念ホール大会 19/7/21
オープン・ザ・ブレイブゲート王座戦
横須賀ススム(c)対フラミータ
足首を負傷しているフラミータに対し、ススムはセオリー通りに脚攻め。
耐え切ったフラミータがハイフライングで反撃という形。
セル自体は行なっていたものの、
脚攻めが殆どなかったことになるような試合展開になるのは、ドラゲーにありがちな悪い所。
それを除けば、フラミータの超人技とススムの必殺技フルコースの応酬でボリューム感十分。
動ける展開に持ち込めば天下一品のフラミータが躍動した一戦。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権-3ウェイ・ダンス
トライヴ・ヴァンガード(c)(YAMATO&KAI)対マキシマム(土井成樹&石田凱士)対R.E.D(Eita&ビッグR清水)
大会を通して一番ドラゲーらしい目まぐるしく、
インパクト十分の試合を見せつけたのがこの試合。ヒールのREDを痛めつける、
土井YAMAの合体ムーブ、KAIと清水のヘビー級のぶつかり合いと
様々なアクセントをちりばめながら、スピードを落とさずに、
常に展開が様変わりしていくフルスロットル感は圧巻。
エリミネーションルールという事を忘れてしまう程の大熱戦。
1組目脱落後少し落ち掛けたものの、椅子の導入や巨漢清水の豪快な攻撃、
ニアフォール連発と何とか勢いを持続させたまま締めることが出来たのは見事。
これぞお家芸という所を見せつけた激戦。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
オープン・ザ・ドリームゲート王座戦
PAC(c)対Ben-K
少し格下×PAC=好勝負の理論は継続。Ben-Kがいくらライジングスターでも、
PACとは流石に見ている世界が違う。当然タイプやスタイルは違えど、
観客を意識しつつも、一番はテレビの画面を意識するWWEでの教えを忠実に守り、
ベビーとしての支持率が弱いBen-K向けで、セコンドを積極的に介入させつつ、
ビッグマッチ仕様でハイフライングも多めに使用。
Ben-Kも優れたアスリートとしての魅力は見せているのだが、
まだまだメインイベンター特に追う側ではなく、追われる側としては発展途上。
ベルトを持たせて育てるパターンで行くのだろう。
只、この試合においては、好調PACの貫禄が優っていた。
好勝負。
評価:****
全体評価:8.5+