OTT Live in Cork 19/8/25
ジョーダン・デヴリン対ジョディ・フラッシュ
壁を蹴ってのムーンサルトやダイブスポットなど
レジェンド・フラッシュが活きる展開を用意した後、
ボロが出そうになれば畳み掛けてフィニッシュ。
絶対的エース・デヴリンが掌で踊らせた内容。現世代最高の1人として格の違いを示した。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
スコッティ・デイヴィス対カーラ・ノワール
変幻スタイルノワールに対し、
高いレスリング技術に打撃投げ空中戦と立ってよし寝てよし動いてよしと、
無限のポテンシャルを感じさせるOTTの若大将スコッティ。
ノワールの変幻スタイルを壊さず、
逆にノワールのソリッドな部分も見せることに成功。
緩急を上手く効かせている内容。既に良い試合だが、
もっと凄くなる可能性を感じる一戦。
中々良い試合。
評価:***1/2
モア・ザン・ハイプ(LJクリアリー、ダレン・キラーニー&ネイサン・マーティン)対ラスカルズ(ザカリー・ウェンツ、デズモンド・エグゼイヴィアー&トレイ・ミゲル)
MTHがラスカルズに劣らない、スピード感、空中戦、連携と合体技を見せ、
様子見モードだったラスカルズより存在感を示す。当然ホームマットの利はあるだろうが、
USのラスカルズ、ユーロのMTHと親和性溢れる攻防を見せた。
ここまでアグレッシブかつダイナミックに魅せる事ができるトリオになっているとは思わなかった。
OTTのティーンエイジャーの成長速度は恐ろし過ぎる速さ。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
PAC対”スピードボール”マイク・ベイリー
メジャースタイルとインディースタイルのミックスに成功し、
遂に完成形と近づいたPACと、ウェイトを上げつつ、
軽快さと重厚さの両立に向かうベイリー。1年前のレボプロでの対戦から、
モデルチェンジを行なった両者。それでいて格上PACが相手なので、ベ
イリーの本来持つアンダードッグ性も出ており、今のPACとしてはベイリーはベストな相手。
ヒールスタイルでしっかり構築しつつ、
ハイフライングやサブミッションを織り交ぜたPACの構築に、
ベイリーは、キレはそのままに、威力が増したキックが火を噴く。
終盤に入る前には、バルコニーダイブというビッグスポットを飛び出し、
中盤が弱くなる事を確実にカバー。そして終盤では、一進一退の攻防へ。
ベイリーも勝てそうな姿は、しっかり見せていて、
PACの試合に良くある「やっぱりPACが強かった」感を抑えている。
ビッグマッチクラスの攻防の量と質は圧巻。
現在の2人の成長と充実感を十二分に感じた激戦。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
全体評価:9