新日本プロレス HEIWA Presents
G1 CLIMAX 29 4日目 19/7/15
Bブロック公式戦
ジョン・モクスリー対ジェフ・コブ
モクスリー・ワールド全開。
WWE時のスケールの大きい試合運びと立ち振る舞いに、CZW時の狂気も覗かせる。
腕攻めやFCWの時の抗争相手でもあるウィリアム・リーガルばりのニー・トレンブラー連発と、
懐刀を抜いてきたモクスリー。それに対しコブは、
持ち味のスープレックスと飛び技は決めるも、黒子に徹していた印象。
試合運びの柔軟性が向上したからこそ出来る事ではあるが、今のコブ相手ならもっと出来るだけに、
短時間だった事が悔やまれる一戦。中々良い試合。
評価:***1/2
新日本プロレス HEIWA Presents
G1 CLIMAX 29 6日目 19/7/19
Bブロック公式戦
ジョン・モクスリー対石井智宏
乱戦と肉弾戦。似て非なるものを絶妙にミックスさせた試合。
モクスリーが石井の領域に全く躊躇する事なく踏み込んでいく様は痛快。
そんなモクスリーに対し、石井も最高級のハードヒットで歓迎。
シンプルな内容の中に、お互いの懐の深さを存分に堪能出来る。
文句無しに好勝負。
評価:****1/4
新日本プロレス HEIWA Presents
G1 CLIMAX 29 8日目 19/7/24
Bブロック公式戦
ジョン・モクスリー対鷹木信悟
DGUSAのKAMIKAZE USAで同じユニットだった両者が新日本で遭遇するという、
想像もつかない再会を遂げた一戦。
お互いにハードヒットもラフもお手の物なので、場外戦を含めた荒々しい展開から、
モクスリーが脚攻めで支配。テクニカルな所を見せると、
鷹木も脚の痛みを上手く表現し終盤に移行。終盤も脚攻めは残しつつ、
一気に畳み掛けるのではなく、
脚攻めの要素を最後まで残した上で一進一退の攻防で魅せる。
ラフやハードだけじゃない、それを織り込んだ上で更に良いものが出来るぞと、
彼らの懐の深さを感じる好勝負。
評価:****
新日本プロレス HEIWA Presents
G1 CLIMAX 29 10日目 19/7/28
Bブロック公式戦
ジョン・モクスリー対内藤哲也
内藤対初物といえばこういう内容というべき試合。
トランキーロムーブを相手が模倣し、ラフに出ればラフでやり返した後に、
一進一退の末、サプライズ的に勝利という流れ。ジェリコ戦も似たような形だったが、
ジェリコより圧倒的にモクスリーの方が状態が良いので、更に良い試合になったという形。
好勝負。
評価:****
新日本プロレス HEIWA Presents G1 CLIMAX 29 14日目
エディオンアリーナ大阪第一大会 19/8/4
Bブロック公式戦
ジョン・モクスリー対ジェイ・ホワイト(w/外道)
Switchblade対かつてSwitchblade Conspiracyというユニットに所属していた者の禁断の遭遇。
のらりくらりとしつつ、外道の介入を交えたヒールプレイと
ブレードランナーへの布石となる首攻めで構築するも、
それを全て受け切った上で、スーパースターの貫禄、
ラフでもお前に負けるはずがないといわんばかりに、
常に一歩上を行き続けるモクスリー。身体が一回り大きく、
オーラや迫力、一つ一つの所作の細かさなど、どれを取っても素晴らしく、
これがWWEから解き放たれた狂犬かと。単なる狂犬ではなく、
全てのレベルが高く、唯一無二の存在となったスーパースター。
これはジェイがいくら素晴らしくても、
チープショット位しか勝ち目がないだろうなという圧倒感の強い内容。
生で見て、よりモクスリーの凄さを感じた一戦。これは恐ろしい。
好勝負。
評価:****
新日本プロレス HEIWA Presents
G1 CLIMAX 29 18日目19/8/11
Bブロック公式戦
ジョン・モクスリー対ジュース・ロビンソン
復讐に燃えるジュースと優勝決定戦に出たいモクスリー。
得意な型に持っていくモクスリーとそれをさせないジュース。
抗争の繋ぎとしては絶妙にライバル模様を表している。
結構凶器は使わずに、あっさり目にジュースが勝った試合ながら、
非常に噛み合っていて、決着戦も楽しみになる内容。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4