EVOLVE 120 19/1/19
 

ジョニー・ガルガーノ対オースチン・セオリー
ガルガーノの奇襲からセオリーの遠慮気味なヒールワークに、

細かな一進一退とビッグマッチ仕様の構成。連続攻撃とカウンターの美しさに加え、

セオリーの豪快なムーブも加わり、新旧エース対決に相応しい内容となっている。

レフェリー失神からのプリシラ、アリン、ブリッグズの介入は、

両者に傷をつけない為の予定調和だが、ガルガーノは安定しているし、

セオリーも風格漂うファイトで存在感を示した。好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

EVOLVE 121 19/2/15
 

EVOLVE王座戦
オースチン・セオリー(c)対ダービー・アリン

バトル・オブ・プリシラ・ケリーという側面はあるものの、

EVOLVEの若手エース2人による一戦は、時間こそ長くないものの、

エリート・セオリーとアンダードッグ・アリンのキャラクターとスタイルを活かした試合構成。

背伸びはしない。確実に試合を進める。それでいてライバル関係を際立たせるシーンを、

随所に挟む上手さはちゃんと見せる。

やはり現在のEVOLVEはこの2人が中心と再認識させる好勝負。
評価:****

アダム・コール対シェイン・ストリックランド
CZWでブレイクし、世界中に活躍の場を広げた者同士の一戦。

CZWを長く追っている者としてはドリームマッチ。

両者共団体ではヒールの立ち位置なので、ニュートラルな形となり、

力試しの要素が強くなる。互いに主導権の奪い合いとなり、攻守の切り替えも早い。
どっちが勝ってもおかしくない展開が続くものの、

ストリックランド程の実力者相手であっても、のらりくらりとしながら、

最終的には丸め込むコールの上手さが勝つ内容。

強さは感じないが負けない試合をやってのけるアダム・コールらしさ満載の試合。

ストリックランドの技量なので、掌で踊らせているとまではいかないけれど、

コールの試合になってしまったのは間違いがない。

これぞアダム・コールという試合。
好勝負。
評価:****

全体評価:7.5