Defiant Wrestling Fight Or Flight 18/10/11
Defiantインターネット王座戦
ウォルター(c)対マーク・デイヴィス
元々はクリス・リッジウェイが挑戦者だったが。負傷で欠場。
白羽の矢が立ったのは、以前PROGRESSでウォルターが持つアトラス級王座に挑戦し、
大善戦したデイヴィス。UK屈指の巨漢対決は、当然チョップ合戦が見所。
全編通して破裂音響き渡るチョップの打ち合いを見る事が出来る。
あのウォルターの胸から出血させる事が出来るのだから、それだけで価値がある。
チョップ合戦に加え、器用さも兼ね揃えたビッグマン同士が、
がっぷり四つぶつかり合えば、自然とボルテージも最高潮。
PROGRESSの時の試合に比べるとドラマ性は少なかったが、
デイヴィスの成長と気概が動きに乗り移っていて、
それを受け止めた上で跳ね返すウォルターの強さも健在。
予定外の試合ではあったが、またも激戦となった好勝負。
評価:****
SMASH Wrestling The Northern Show 1 18/6/3
The Northernトーナメント1回戦
ミア・イム対マット・リドル
UFCファイターとアメリカン・トップ・チームでの練習経験もあり、
シェイナ・ベイズラーとジェサミン・デュークとルームメイトというMMAに縁があるミアの一戦。
スパーリングかと思わせる様に、ミアがグラウンドテクニックを披露。
リドルは受け止めて力量を図る。そこから打撃を解禁すると、
テンションも上がっていく。リドルはポイントで攻めていくものの、
基本的にはミアの攻撃を耐えるスタンス。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
Hungarian Championship Wrestling(HCW)
The Day Of Glory 18/5/26
HCWタッグ王座戦
アローズ・オブ・ハンガリー(c)(イカルス&ドーヴァー)対
ブリティッシュ・ストロング・スタイル(ピート・ダン&タイラー・ベイト)
AOHは、ルセフを少しだけ小柄にした2人。体格はまさに東欧の選手だが、
ルセフの様に意外に器用で、トレンドに沿った技セットを待つ。
如何にもインディーのタッグ屋という印象。只ゲスト参戦のBSSとの格差は愕然。
しかもバランサーになり得るセブンではなく、ピート&ベイトというスターコンビ。
パワーバランスの差が明らかで、AOHのレベルに合わせているのが見え見え。
只ローカル団体におけるレベルとしては、十分なレベルにはあり、
AOHにも素養は感じられる。
中々良い試合。
評価:***1/2
TNT Extreme Wrestling
Summer Explosion 2018 18/9/6
ジョーダン・デヴリン対オフィーディアン
堅いストライカーという印象の強かったデヴリンも、NXT UK参戦もあり、
対応力が格段に高くなった。風格も増し、
緩急や多様なスタイルにも対応出来るようになった。
相手のオフィーディアン。ヒールターンやオシリアン・ポータル解散もあったが、
まだCHIKARAをホームグラウンドにして活動。もっと売れるべき選手。
円熟味を増した技術とコンディションも良い時期のものになっており、好調。
そんな2人が織りなす攻防は、軽量級の攻防をベースに、
驚きのスポットを含みながらの一進一退。しかし緩急を上手くつかいこなしていて、
ローカル団体のレベルを遥かに超える内容となっている。
クライマックスのもたつきこそあったが、それまでの内容でお釣りが来る。
好調デヴリンはもちろん、オフィーディアンの復調に今後注目。
好勝負。
評価:****