DRAGON GATE KOBE プロレスフェスティバル2018
神戸ワールド記念ホール大会 18/7/22

マキシマム(土井成樹&ジェイソン・リー)&バンディード対

トライブ・ヴァンガード(フラミータ、Kagetora&ヨースケ♡サンタマリア)
それぞれ腕達者同士のトリオ。テーマはないが、

逆にテーマがなくて振り切った時のドラゲーは強い。皆技量は高いが、

締めてくるのはやはりフラミータ&バンディード。彼らの異次元プレイには、

呆気にとられるしかない。この中でも群を抜いた動きを見せているのは流石。

それに触発されたマリアが、コミカルだけではなく、

高い身体能力を活かした攻撃を多く見せていたのも良い。

ドラゲーらしい高値安定のトリオスマッチ。
好勝負。
評価:****

オープン・ザ・ドリームゲート王座戦
吉野正人(c)対鷹木信悟

(GAORA版はカットあり。)
スピーディーな一進一退。バチバチの肉弾戦。

ハードコア要素にサブミッションと団体・現世代トップ2人が送るビッグマッチらしい内容。

挑戦的な内容や物凄く特別な内容ではないものの、間違いなくやれる、

今までやってきた要素を詰め込んだ4つ星狙いの堅実な熱戦。

確実にお客さんを満足させて帰らせるパッケージ化された好勝負。

ただ鷹木がいなくなる事は、当たり前だったものがなくなるもいうこと。

名実共に痛手なのは間違いない。好勝負。
評価:****

全体評価:8

DRAGON GATE STORM GATE 2018 -開幕戦-
後楽園ホール大会 18/9/6

ハウス・オブ・ハードコアTV&ハリウッド・ヘリテージ王座戦
ウィリー・マック(c)対シュン・スカイウォーカー

期待の若手ハイフライヤー・シュンとその道の先駆者でもあるマックの対決。

マックがシュンのハイフライングを受けつつ、

ハードな打撃と重爆差で差を引き離すチャレンジマッチ。

シュンのハイフライングの凄さは、

世界でも屈指のものを持っているので本当に期待。海外で経験を積ませたいし、

日本でプッシュしたい思いもある。若手でも良い選手の多いドラゲーの中でも、

飛び技だけで金が取れる程に上を行っている。

試合は、スタナーやチョコレート・サンダー・ドライバーを温存したマックが、

脚を痛めつつも寄せ付けず勝利。

只シュンの更なるアピールにはなっていた。
平均的良試合。
評価:***1/4

トライブ・ヴァンガード(U-T、Kagetora&ヨースケ♡サンタマリア)対

ナチュラル・ヴァイブス(“brother” YASSHI、Kzy&横須賀ススム)
仙台の王座戦に向けて、UTをアップさせる目的のある試合。

UTをアップさせつつ、曲者だが技巧派が揃うTVのトリオとしての、

強さを感じさせる前哨戦となっている。

NVは受けに回り、引き立てメイン。その中でもKzy絡みは安定しているし、

マリアやカゲトラもバイプレイヤーに留まらない働きを見せ、

とどめはUTが、ミレニアルズ時代を彷彿とさせる勢いを見せ、王座戦に弾みをつける形。

単なる前哨戦だけにさせなかったのは良い所。内容も伴っていた。

中々良い試合。
評価:***1/2