ESW(Empire State Wrestling) 

Summer Of Sleaze 18/6/30
ESWインターステイト王座戦
アンソニー・ゲインズ(c)対エース・ロメロ

日本でも少し流行になったあのパウンスの試合。

場外まで盛大に吹っ飛んだパウンスはもちろん凄いのだが、

まだまだ貧相な見た目からは想像出来ない、老獪なコントロールを見せたゲインズ。

ピンポイントでは高難易度の飛び技も成功させ、怪獣ロメロを操縦。

それがあったからこそあのパウンスが活きてくる。全体を見ても、

無名の団体で無名のローカル・チャンプに素材型のロメロにしては十分過ぎる内容となっている。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2

 

Glory Pro Something Wicked 17/10/15
ルチャ・ブラザーズ(ペンタ・エル・セロ・ミエド&レイ・フェニックス)対

べスティーズ・イン・ザ・ワールド(デイビー・ヴェガ&マット・フィチェット)
素早く破天荒な波状攻撃は当然ルチャ兄弟の土俵。華麗な攻撃で瞬く間に場を掌握。

流石に乗りに乗っているベスティーズとはいえ、相手が相手なので分が悪い。

必殺トータルテイカーも封じられ、捻じ伏せられた感が強いものの、

フィチェットの爆発力とヴェガの調整力と持ち味はそれなりには出せていたので、

ワンサイドという印象は残らなかった。
中々良い試合。
評価:***1/2

 

Mexa Wrestling 18/8/4
マスカラ・コントラ・マスカラ-3本勝負
トキシン対フライ・スター

フライ・スターの奇襲からスタート。

序盤は、凶悪な椅子攻撃と流血&マスク裂きという

この試合の魅力は出せていて、場外戦の勢いも上々。

椅子攻撃を本来持つレベルの威力まで押し上げたのはよかったが、

最初に蛍光灯を使ってしまったら、インパクトが薄れていくのは当然。

終盤で更に上位の凶器が出るかと思いきや、割と正統派な攻防に収まってしまう。

まとまっていて悪くはないが、これまでの試合での過激度、

この試合の序盤における過激度とマスカラ戦という舞台を考えると、

もっと激しいのを期待してしまう。

前半戦の充実度程伸び切らなかったのが残念。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

 

Rockstar Pro Amped 18/8/1
KO-D無差別級王座戦
入江茂弘(c)対サミ・キャラハン対トレイ・ミゲル

ジェイク・クリストの代わりにサミが入った一戦。入江対サミの注目の激突よりも、

ミゲルをフューチャーした内容になっていく。

入江とサミという試合巧者に支えられつつも、

ミゲルの華麗なムーブが見せ場を作っていく。

入江対サミの肉弾戦を期待した人には、肩透かしの内容ではあるものの

、新鋭ミゲルの紹介としては申し分ない内容。
平均的良試合。
評価:***1/4