Black Label Pro(BLP) We're Not The Mounties 18/1/14
ジョーイ・ジャネラ対ブライアン・ピルマンII
ルース・キャノンとして今もなお伝説となっているブライアン・ピルマン。
その実の息子が2017年12月にデビュー。インディアナ州でデビューした事もあり、
同州の団体であるBLPにも参戦。対するのは、
話題性のある選手の相手には欠かせないジョーイ・ジャネラ。
当然ジャネラは親父さんの事をダシにしてからかっていくも、
ピルマンIIは、意にも介せずチョップを打ち込み続ける。グラウンドのシーンはなかったものの、
クラシカルでオーソドックスなスタイルに活きの良い空中殺法と、
ルース・キャノンになる前の軽量級スタイルでジャネラに対抗。
ランス・ストーム門下生ということで、下地は抜群な上に、
持って生まれた才能やルックスもあり、中々の期待株。
ジャネラも引き出しを全て出した訳ではないが、
終盤はシリアスモードで激しい技も放っていて、中々やるなと思ったはず。
フィニッシュも日本のファンでも喜ぶ綺麗なブリッジのジャーマン。
これを見れば、どこにでも呼ぶに値する選手である事を示せる。
ただ親父さんのライバルであるライガーと戦わせたいので新日に来日希望。
平均的良試合。
評価:***1/4
BLP王座戦
“フィルシー”トム・ロウラー(c)対ジョナサン・グレシャム
元UFC戦士を手玉に取るグレシャムの高い技術に惚れ惚れする試合。
グラップリングの観点でもプロレス的観点から見ても、ロウラーの土俵で戦い、
ロウラーの技術を引き出しながら、
一方でロウラーの足りないプロレスラーとして試合を面白くしていく味付けをしていく。
まさに獅子奮迅の活躍。ロウラーは仕留める関節技しか出来ないけれど、
グレシャムは仕留める関節技と魅せる関節技両方出来る。その違いを明確に示した内容。
終盤はグレシャムの掌に乗せられたロウラーではあるが、
関節技に限らず強烈な投げ技も放ち、印象的な終盤作りに貢献。
それでもグレシャムの貢献度には遠く及ばず、ROHでも活躍中であるグレシャムが、
テクニカル・マスターとしての実力を誇示した内容となった。
好勝負。
評価:****