Freelance Wrestling This Very Moment 18/3/9
シカゴ・ストリート・ファイト
アンソニー・ヘンリー対スティーヴィー・フィアース

実直なピアースと打撃とヒールプレイを使いこなすヘンリーの構図。ベビーのピアースは正直特徴がない選手だが、ヘンリーがキレのある打撃にハードバンプもこなし、上手く試合を操縦していて、セドリック・アレキサンダーやケイレブ・コンレー、アダム・ペイジを送り出したPWXの現王者として君臨していて、EVOLVEのタッグ王者にもなった実力を見せる。数年前はルックス先行の選手だったが、着実に力をつけていて、インディー各所に出ているのも頷ける。蹴り使いなのだが、バリエーションとシャープさ重視でB×Bハルクの性質に似ている。トミー・エンドの後釜として、今後もブレイクしていきそうな選手。試合はというと、鉄柵や立てた椅子にテーブルそして画鋲と何とかハードコアで足りない所を埋めながら、

ロング・マッチをやり切ってみせた。
平均的良試合。
評価:***1/4

 

Freelance Wrestling王座戦-ルーザー・リーヴス・フリーランス
“Suge D”シュガー・ダンカートン(c)対ダリン・コービン

ベテランとなった両者の試合は、敗者追放戦。リスキーな試合となるが、緊張感も気迫も感じられない緩い内容に終始。ごまかしもなく適当に必殺技を打ち合って幕という低調な内容。この試合を何故レビューしたかというと、ダンカートンの入場がブラックパンサー・オマージュだった事。All The Starsはやはり最高。見るべきポイントはそこだけ。
評価:*3/4