MLW Road to The World Championship 18/2/8
 

オースチン・エリーズ対ACH
本格派路線を歩んでいるACH。軽量級の本格派の先駆けであるエリーズとの対戦。ハイフライングを使わなくても良い試合が安定して出来る様になったACHとはいえ、WWEを経由し更に箔と貫禄の付いたエリーズが相手とあっては、勝ちに行くスタンスを出さない以上中々勝ち目は薄くなる。
この試合もレギュラー参戦しているわけではない両者による、ゲストマッチらしい要所を押さえた内容ではあるが、特別感は薄くエリーズの貫禄が際立った内容。
中々良い試合。
評価:***1/2

MLW世界ヘビー級王者決定トーナメント1回戦
シェイン・ストリックランド対ブロディ・キング

小さいアレイスター・ブラックという様な風貌のキング。最近ではPWGにも初登場を遂げ、ブレイクを狙っている選手。ブラックとは違いある意味風貌通りのラフファイトと豪快な投げ技を得意とする選手。ストリックランドの上手いセルもあったものの、まだまだ無名であったキングが健闘していく内容。地力の差こそあるが、キングの素養は見せる事が出来た内容。

平均的良試合。
評価:***1/4

MLW世界ヘビー級王者決定トーナメント1回戦
ジェフ・コブ対マット・リドル

お馴染みのカードとなったチョーズン・ブロズ対決。コブの豪快なスープレックスとリドルの超人的身体能力が発揮された内容。安定こそしているものの、この組み合わせのベストマッチであるPROGRESSでの試合には到底及ばず、PWG BOLAでの試合よりかは上という内容。

少し乱発され気味の組み合わせの為、安定こそしているものの、

特別感を感じる事は出来なかった。
平均的良試合。
評価:***1/4

グラッジ・マッチ
ダービー・アリン対サミ・キャラハン

売り出し中のクレイジーボーイ・アリン。勢いを感じる立ち振る舞いと狂った受けを見せるものの、今宵の相手はプロレス界屈指のハードコア巧者・サミ。場外戦や椅子攻撃に客への煽りと、やっている事は少ない手数でシンプルではあるものの、格の差を見せつける様な内容。

確実にサミがアリンを掌握した一戦。ジミーとケリーの介入と決死のコフィン・ドロップで勝利を拾ったものの、試合自体はサミの試合であった。
平均的良試合。
評価:***1/4

全体評価:7