Dragon Gate OPEN THE NEW YEAR GATE 2018 

18/1/13 京都・KBSホール大会
もう一週間前になってしまいますが、今年のプロレス観戦初めは、DGから。
DGの新年一発目の大会に訪れました。目当ては以前当ブログでも紹介したOI4K(OVE)ことサミ・キャラハンとデイヴ&ジェイクのクリスト兄弟が送り出す、オハイオの若頭・幼馴染ハイフライヤータッグ、デズモンド・エグゼイヴィアー(エグザビエ)とザカリー(ザッカリー)・ウェンツのスカーレット&グレイヴス。(Scarlet&Graves)
“リコシェ”の推進で来日した二人。元CZW&AAWタッグ王者であり、ウェンツは元Rockstar Pro王者&トリオス王者そしてデズモンドは、Impact WrestlingのスーパーXカップ2017優勝という実績も持つ両者。特にデズモンドは、インパクトのTVテーピングの参加を蹴ってまでの来日と覚悟が伺える。という注目の大会のレビュー。

 



アンチアス(鷹木信悟、神田裕之&吉田隆司)対Kagetora&マキシマム(土井成樹&吉野正人)
新ユニット名はヴェルセルク改めアンチアス(ANTIAS)。テーマもユニット名も一新し、よりシリアスモードになるかと思いきや、吉田がコミカル目に寄る為にどこか違和感のある内容。だがそこはトップとベテラン揃いのオープニング。孤立からの土井吉のクリーンハウスに、アンチアスの老獪なヒールプレイと連携という教科書の様な内容。最後もチープフィニッシュで締めと、ヒールの新たな門出とは申し分ない内容。得意技も少なく抑え目な内容ではあるが、

豪華メンバーによる安定した一戦。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2


横須賀ススム&スカーレット&グレイヴス(デズモンド・エグゼイヴィアー&ザカリー・ウェンツ)対堀口元気、フラミータ&バンディード
個人的メイン。S&Gの二人とバンディードという初参戦三人を入れたトリオ戦。
殆どのDG所属選手とは違い、アメリカやメキシコで既に試合をしてきた来日組の4人。オーバーウェイトのフラミータも飛べば問題なく、デズモンド&ウェンツは完全に仕上げてきた動き。まだ慣れてなさは当然あるが、ハイフライングの勢いとキレはやはり一級品。殆ど持ち技は惜しみなく披露し、必殺の合体ムーンサルトにファイナルフラッシュも放つ豪華さ。フラミータが上手くバンディードを支えつつも、受けや攻めに繋ぎと活躍していた。
十分インパクトを与える事には成功していたが、試合を重ねた上でまた観てみたいカード。
贔屓目なしに今大会のMOTN。
中々良い試合。
評価:***1/2

望月成晃&ドン・フジイ対マキシマム(Ben-K&ビッグR清水)
ここも教育マッチの様な趣だが、試運転の意味があるのかコミカルが強い。確かに相撲対決は面白かったが、期待したハードヒットよりかはスカす場面も多く期待値には乗らず。
Ben-Kも体躯とプッシュの割には、小技も多くスケールダウンしているのが気になる所。レスリングベースのシューターでも面白い気がするが、打撃に威力を付けて欲しい所。
平均レベル。
評価:***

アンチアス(Eita、エル・リンダマン&T-Hawk)対

トライヴ・ヴァンガード(YAMATO、B×Bハルク&ヨースケ♡サンタマリア)
場外戦に挑発と不穏な空気で始まった試合だが、これも試運転の意味合いが強く、ヒールプレイや孤立も長かったものの、その割にその後の爆発は少ない。ヨースケの動きの良さとリンダマンの使い勝手の良さが際立った内容。バッドエンドは良いものの、フィニッシュがミスっぽく突然終わったのが残念であった。
まあまあ良い試合。

全体評価7