Lucha Underground S3 #40 -
Ultima Lucha Tres Part 4 17/10/18
1:スティール・ケージマッチ
“ザ・モンスター”マタンザ・クエト(w/ダリオ・クエト)対ドラゴン・アズテカJr.
金網天辺からのダイブで先制したアズテカだが、すぐにマタンザに反撃される。マタンザがおもちゃのように金網へ投げつけると、金網が外れるサプライズ。リング内、金網を使った攻防に限界が来ていたので見事な仕掛け。Holy Shitな場面だがこれでエスケープ成立かと思いきや、悪のオーナーダリオの強権でノーエスケープルールへ。するとアズテカは成す術なし。師匠ミステリオの仇は取れず。ドミネイトされて幕。圧倒的にやられていたアズテカを陥れる為に、女殺し屋ブラック・ロータスが介入したが、そっちじゃないだろという展開だったので、
いくら金網からのダイブとはいえ、盛り上がりにくいシーンであった。
試合後、マタンザを攻撃し、ダリオに反旗を翻したロータスだが、
復活したマタンザに攻撃されあえなく撃沈。試合後含めて謎の多い試合であった。
評価:**3/4
ガントレット・オブ・ザ・ゴッズ 3ウェイ・エリミネーションマッチ
ジャレマイア・クレイン対ケイジ対ミル・ムエルテス(w/カトリーナ)
猛獣ばかりの3ウェイ。モンスターとマシーンとデスマシーンという構図だが、圧倒的なムエルテス、怪力ケイジ、機動力のクレインと三者三様のスタイルがあるので、非常に見ていて分かりやすい。流血含めたハードコアも導入していく展開。実況のストライカーが言った通りMASADAばりの竹串攻撃を現CZWのクリエイティブである元同僚のクレインが見せると、ムエルテスはガラスボードへ自爆、そして仕上げは場外テーブルへ寝かせたムエルテスへクレインをぶっこぬき式スーパープレックスで投げつけるケイジ。デスマッチ顔負けのスポット連発で畳み掛ける。これで終われば良かったが、この試合はエリミネーション・ルール。クレインを片付けた後はムエルテス対ケイジだが、これまでのハードコアとは打って変わって、シンプルな一進一退で終わったので少し拍子抜け。スーパーヘビー級同士の肉弾戦で見応えはあるが、竹串とガラスを見た後では流石に厳しい。あっさり目の幕引きだったが、試合後はまさかのクエルノ復活のサプライズで盛り上げて見せた。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4
LU王座戦-タイトル対キャリア
ジョニー・ムンド(c)対プリンス・プーマ
シーズン3のフィナーレは、LUが誇る大ヒット数え歌。悪のロックスター・ムンドが、闇堕ちを乗り越えたヒーロー・プーマを迎え撃つ構図。
アズテック・ウォーフェア、オール・ナイト・ロング、トリオス王座を巡る抗争と常に争って来た両者。今回はウルティマ・ルチャのシーズンフィナーレということで、ビッグ・マッチ仕様の構築。ヘッドロックの掛け合いから、演舞的に一旦纏めてから場外戦。会場を上手く活用しつつビッグダイブで締める。そこから大技中心に一進一退の攻防。今までのように詰め込んだ序盤ではないが、大舞台における定石を踏んでいる。そして中盤から終盤へ差し掛かる所でレフェリー失神。そこからワールドワイド・アンダーグラウンドの介入、アンヘリコの助太刀そしてセカンドレフェリーであるPWGでお馴染みのリック・ノックス劇場を挟み、クライマックスへ。クライマックスもベタな内容で、必殺技の応酬や雪崩式の攻防といったもの。プーマのキャリアが掛かっているという背景も上手く汲んでいた。ムンドの攻めに比べて、プーマの畳み掛けがあっさり目ではあったものの、シーズンフィナーレそしてこの数え歌に相応しい内容には仕上がっている。今までがとてつもない内容ばかりでハードルが上がり切っていて、これでも多少物足りなさを感じてはしまうが、十分大舞台のメインに相応しい内容。好勝負。
評価:****
試合に勝利したプーマだったが、ダリオからもう1試合、しかも王座戦がある事が告げられる。相手は…
LU王座戦-キャリア対キャリア
プリンス・プーマ(c)対ペンタゴン・ダーク
先週の放送でギフト・オブ・ザ・ゴッズ王座を獲得したペンタゴン。すぐさまダリオに王座挑戦の意思を告げていた事が判明。しかもこの一戦は両者のキャリアが掛けられる事に。
クエト・カップでも近々に対戦した、こちらも長きに渡るライバル関係を築いているLUが誇る二大スター同士の一戦。ベビー同士の一戦ではあるが、ペンタゴンが早々にプーマの腕を得意の腕折り攻撃で破壊した事により状況は一変。ペンタゴンは一極攻めをする訳ではないが、プーマが残された片腕のみで攻撃をするので、ドラマ性は高まっていく。それでも片腕でぶっこぬきブレーンバスターをヘビーのペンタゴン相手に行う底なしのパワーには驚嘆。プーマが押し切ろうとした所に待ち受けていたのは、まさかのヴァンピーロの裏切り&ペンタゴンとの再結託。歓喜と哀愁漂うフィニッシュになっているのは次への布石としては十二分。
ヴァンピーロとペンタゴンの物語今後も気になるので、どこかシーズン4製作お願いします。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4