Lucha Underground S3 #39 Ultima Lucha Tres Part 3 17/10/11
ラスト・ルチャドーラ・スタンディングマッチ
セクシー・スター対タヤ

激しい女同士のしばき合い。どんな凶器攻撃よりも見入ってしまったのは、張り手合戦。チョップ合戦がヒートして顔面へのフルスイングビンタを見舞っていく。ローズマリー事件があり、血が上りやすい選手という認識が付いたスターを、仰け反らせるタヤの気の強さには驚愕。流血姿まで披露し、鬼神の如く攻めていく。最後のテーブル葬が霞む様な苛烈な決闘であり、

非常に密度の濃い乱戦。
好勝負に届かない良試合。
評価:***3/4

LUトリオス王座戦
レピタイル・トライヴ(c)(ドラゴ、ピンダー&ヴィボラ)(w/コブラ・ムーン)対

ザ・マック、キルショット&ダンテ・フォックス
大激闘を演じたフォックスとキルショットは、微妙な距離感を保ちつつも、仲違いせず共闘。手負いの2人を要する中マックが切り込み隊長として動き回り、コブラ・ムーン軍に立ち向かう。対するムーン軍も、流れる様な連携で隙を見せない。ルチャサウルスことヴィボラという飛び道具を使いつつ、ピンダー&ドラゴが多彩な攻撃で魅せる。トリオとしての完成度が非常に上がっている。となるとシングルレスラーとしての地力に勝るマック組が、縦横無尽に駆け回る終盤。華麗な技も次々と飛び出し予想以上の盛り上がり。2週間前に死の3本勝負を繰り広げた2人がまさかの王座戴冠というミラクルで幕。単なるミッドカードに終わらせない所は見事。
中々良い試合。
評価:***1/2

ギフト・オブ・ザ・ゴッズ王者決定戦-ラダー・マッチ
ソン・オブ・ハヴォック対ペンタゴン・ダーク

テクニカルな方ではなく、ハードコア度を高める方のラダー戦。ラダーを多数リング内に入れて、椅子やテーブルも取り出し、雑多な乱戦に仕上げたのはある意味彼ららしい。どうしてもハヴォックのシングルは、試合運びに難がある為、ペンタゴンに期待がかかるものの、ラダー戦という制約がそれを難しくさせてしまった。椅子盛りやラダーからのテーブル葬等派手なスポットは多数あったものの、ベテランならではの深みは余り生み出せず。
平均的良試合。

全体評価:7.5