新日本プロレス G1 Climax 27 Day19 両国国技館大会 17/8/13
優勝決定戦
内藤哲也対ケニー・オメガ(w/ヤング・バックス)

1年越しのダークヒーロー対決。内藤のトランキーロ殺法からラフで互いを痛めつけて、その後一進一退の重厚な攻防で進めていくのは昨年と同様の展開。だがリマッチである事やオメガの成長・躍進という追加要素を得る事によって、更に凄みを増した試合となっている。内藤は、正調トぺやミスになったがテーブルへのパイルドライバー更に終盤にはスターダスト・プレス、オメガは、クロイツ・ラスや飯伏が内藤相手に放ったリバース・インプラント(人でなしドライバー)と隠れた引き出しを惜しみなく使っていく熾烈な展開。オメガの猛烈な首・顔面への連撃によりグロッキーになる内藤の表現力をアクセントとして効かせつつ、潤沢なカウンター合戦や七色のデスティーノで更にボリュームをアップ。まさにプロレス界の頂点を狙う大接戦。

対オカダや対棚橋とは違うこのカードだからこそのライバリティーと攻防の凄さ・面白さを存分に見せつけた決勝。
史上最高の試合ばかりの今シリーズを締めくくるに相応しい頂上決戦。
文句なしに名勝負。
評価:****3/4