新日本プロレス 戦国炎舞 -KIZNA- Presents
THE NEW BEGINNING in SAPPORO 
〜復活!雪の札幌決戦〜 北海きたえ~る大会 17/2/5


IWGPヘビー級王座戦
オカダ・カズチカ(c)(w/外道)対鈴木みのる(w/タイチ)

前哨戦や前日の会見でも徹底的にオカダの脚を破壊したみのる。
今回もヒールホールドやアキレス腱固めなどのサブミッション地獄に加え、
凶器攻撃やタイチの介入とラフ殺法でオカダを蹂躙。
試合時間の半分以上はみのるによる脚攻めという完全なるコンセプトマッチ。
オカダも瀬戸際に立たされるも、ダウンベースの構築に脚の痛みの表現も見事。
セコンド外道の名演もあり、悲痛感漂う内容に。
それでもそこはIWGP。キャッチーな一進一退やレフェリー失神からの鈴木軍&CHAOS介入を加え、
わかりやすい盛り上げ方をするのも忘れないのはメジャーだからこそ。 
最後も憎々しげに攻めるみのるを寸の所で切って捨てるオカダの底力。
みのるのメジャー団体のトップ王座完全制覇まで後一歩だった所を、
最後の最後で防ぎきった現王者の意地。
ハイペースの連続だったケニー・オメガ戦とはまったく違うアプローチで攻めた40分越えの激戦。
オメガ戦の後にこれをやられると非の打ち所がない。
見事な大接戦。名勝負。
評価:****1/2