新日本プロレス
Wrestle Kingdom 11 東京ドーム大会 17/1/4
2:IWGP Jr.タッグ王座戦
ヤング・バックス(c)(ニック&マット・ジャクソン)対
ロッポンギ・ヴァイス(バレッタ&ロッキー・ロメロ)
ロッポンギ・ヴァイス(バレッタ&ロッキー・ロメロ)
堅実で安定の攻防を繰り広げ会場を温めていく両チーム。
大会場仕様にスピードは抑えつつも、ユーモアさとシリアスさを両立させながら、
連携や孤立で盛り上げる所は盛り上げていく。
連携や孤立で盛り上げる所は盛り上げていく。
バックスの孤立からRPGヴァイスのクリーンハウスへ。
バックスの合体技は控えめだったが、RPGヴァイスのコントラクトキラーと豪快な技も放っていく。
終盤には、バレッタによる場外床へノータッチトぺコンの自爆というHoly Shitなスポットを挟み、
ロメロが再度孤立し、ドラマ性をこれから帯びてくる中でぶった切ってしまったのは残念。
終盤には、バレッタによる場外床へノータッチトぺコンの自爆というHoly Shitなスポットを挟み、
ロメロが再度孤立し、ドラマ性をこれから帯びてくる中でぶった切ってしまったのは残念。
不仲だったストーリーが活きない終わり方で伸び切らず。
まあまあ良い試合。
評価:***1/2
4:ジュース・ロビンソン対コーディ
元WWEだけあってオーソドックスなスタイルを取りつつも、
コーディの身体能力やジュースの豪快な技で彩っていく。
コーディの身体能力やジュースの豪快な技で彩っていく。
成長著しいジュースが、ジャブ連打やダイブしてきたコーディを捕まえての場外床へのスープレックスと魅了しつつ、
大舞台経験が圧倒的に多いコーディが、表情や雰囲気でエッセンスを加えていく形。
大舞台経験が圧倒的に多いコーディが、表情や雰囲気でエッセンスを加えていく形。
休憩がないため、お手洗いに行くお客さんも多くいてしまったカードで盛り上がりは少ないけれど、
WWE離脱後の中では上位に入るコーディの試合。
WWE離脱後の中では上位に入るコーディの試合。
引っ張った訳ではないけれど、的確な一進一退と唯一無二の華に、
かつての盟友オートン・ムーブを入れる等貢献度は戦ったので十分。
かつての盟友オートン・ムーブを入れる等貢献度は戦ったので十分。
ジュースもコーディも株を上げた試合となった。
平均的良試合。
評価:***1/4
7:IWGP Jr.ヘビー級王座戦
KUSHIDA(c)対高橋ヒロム
帰ってきた”カマイタチ”ヒロムを手荒く歓迎する現王者KUSHIDA。
序盤からキラーモードでお出迎え。七色の腕殺しに加え、打撃もいつもより更に強烈。
対するヒロム。試合運びの美しさではKUSHIDAには歯が立たないが、
メキシコそして米インディー・マットで経験し自分のものにした破天荒すぎる攻撃で応戦。
メキシコそして米インディー・マットで経験し自分のものにした破天荒すぎる攻撃で応戦。
場外床へのパワーボムにスーパー・セントーンと過激技の連打。
但し危険なミスムーブがあり、荒さも粗さも散見されている。
そんな良い意味でも悪い意味でも不安定なヒロムに、
オライリー戦で見せた場外での迎撃式腕十字や徹底した腕殺しを続け試合を修正。
オライリー戦で見せた場外での迎撃式腕十字や徹底した腕殺しを続け試合を修正。
最後は、物議を醸し続けるナックルの打ち合いから、ヒロムが大技攻勢で振り切り幕。
米インディーテイスト満載の派手な大技連発と華のある雰囲気で挑むヒロムだったが、
スピードよりも制裁試合の様な棘を前面に出して、
スピードよりも制裁試合の様な棘を前面に出して、
試合のタクトを握っていたのはKUSHIDA。
ヒロムの今後は楽しみ。それでもこの試合は、KUSHIDAの懐深さを強く感じた一戦。
中々良い試合。
評価:***1/2