新日本 Power Struggle'16 パート1 BCvsCHAOS ～漆黒のカルマ返し～

新日本プロレス Power Struggle 2016 16/11/5

IWGPタッグ王座戦

ゲリラズ・オブ・デスティニー(c)(タマ・トンガ&タンガ・ロア)対
CHAOS(石井智広&YOSHI-HASHI)

パワーの石井とロアと軽快なタマとYOSHI。
色分けを分かりやすくした後は、GODがYOSHIを孤立に追い込む。
連携の質も量も格段に上がっている上に、
孤立役が新日一のアンダードッグYOSHIと会って盤石の孤立シーン。
その後はCHAOS側も個々の攻撃だけではなく、合体技も披露し4人入り乱れた展開。

ニアフォールとカットを効果的に使いつつ、高いレベルの攻防をキープ。

昨年まで脇役でしかなかったタマとYOSHIがホットな一進一退を繰り出し、仕上げにかかる。
日本人対外国人という一番盛り上がるシチュエーションということもあるが、
完全に観客の心をつかんだ攻防をし、とどめはカルマを切り返しガンスタンという驚愕の美技一閃。
単なるアンダーカードに終わらず、スリリングな熱戦にしたのは見事。

旬のYOSHI&安定の石井と急成長のGODが素晴らしい働きをし、想像以上の試合に。

好勝負に届かない良試合。

評価:＊＊＊3/4

CHAOS(オカダ・カズチカ、外道、後藤洋央紀&ウィル・オスプレイ)対
バレット・クラブ(ケニー・オメガ、アダム・コール&ヤング・バックス)

オカダ対ケニーの前哨戦ではあるが、オスプレイのハイフライングは華麗であるし、
何といってもBC最強最高カルテットが圧倒。
全世界のプロレス界において頂点を極め続けているこの4人が組めば敵なし。

この4人が持つ無限の可能性の少ししか出していなかったが、
それでも上手さ・強さは他を寄せ付けないレベル。
連携がほぼないCHAOSでは太刀打ちできない。

最後もクアトロ・スーパーキックの連打で制圧。

インディー界はおろかプロレス界を席巻するオールスター・カルテットの凄さが残る試合。

中々良い試合。

評価:＊＊＊1/2