ドラゴンゲート The Gate Of Victory 後楽園ホール大会 16/10/12
オープン・ザ・ブレイブゲート王座戦-タイトルvsマント
Eita(c)対エル・リンダマン
開始早々Eitaがスーパー・キック一閃。裏切り者リンダマンを制裁していくEita。
問題龍の介入から凶器攻撃でペースを握り返すリンダマン。
腕殺しやスープレックスは光るものがあるものの、シングルでの試合運びはまだまだ。
その分Eitaがリンダマンの良い所を引き出し、
悪い所はカバーしていく見事な試合構築を披露。
動きやムーブも好調をキープしキレキレ。
最後は、Dr.マッスルの介入からあっさり目だったが、Eitaの勢いが感じられる試合。
イダルゴでEitaの勝利。
評価:***1/2

敗戦ユニット解散 敗者復活サバイバル
一発逆転キャプテンフォール・エリミネーション・マッチ
(4対5ハンディキャップ)
モンスター・エクスプレス{戸澤陽(c)、吉野正人、しゃちほこBOY&ビッグR清水}対
ヴェルセルク{鷹木信悟(c)、土井成樹、T-Hawk、サイバー・コング&”brother” YASSHI}
奇襲からスタート。数の差を最大限で活かし、しゃちを瞬殺。あっさり5対3。
鷹木、サイバー、T-Hawkの重量級が猛威を振るい、MEを圧倒。
MEは、一番体格のあるビッグに持ちこたえて貰いつつ徐々に反撃。
パワーバランスや体格、実績、格差などを可視出来る点、
不可視の点両方踏まえて戦うRPGの様なパーティー・バトル。
その後もヴェルセルクがペースを握りつつも、MEも一瞬の隙を付いて反撃。
形勢が目まぐるしく入れ替わるスリリングな展開。
MEのクイック攻勢が火を噴き、一気にME4人対ヴェルセルク2人まで追い込むも、
数の差だけではなく個々の地力もあるヴェルセルクが、
介入やチープショットを駆使しMEをキャプテン戸澤1人にまで追い詰める。
戸澤の後楽園ラストでも絶望的な展開に追い込むも、Dr.マッスル(kotoka)介入をキーに一気呵成。
散々弱キャラでボコボコにされていたしゃちの逆襲で更に大爆発。
その後ヴェルセルクが攻め立てるが、窮地のキャプテン戸澤を救う副将吉野の男気溢れるラリアット連打。
まだいけるかと思わせておいて、最後も数の差・体格の差を最大限に活かし制圧。
吉野を粉砕し、最後はキャプテン同士の対決で自ら葬る圧倒的な幕切れ。
攻防の質もストーリー性も最高級品質のドラゲーブランド。
只で数の差がある中で、重量級を多く揃える上にセコンド介入し放題という絶望的な背景、
目まぐるしい攻守交替、実力が劣るが随一のアンダードッグ性を誇るしゃちの絶妙な使い方、
復活kotokaの裏切りとサブストーリーも万全の中で、最後は鷹木対戸澤の因縁深い同期対決を持ってくる所も憎い。
戸澤を37分間堪能出来る構成にもなっている所も素晴らしい。
ドラゲーの多人数マッチ、そしてユニット解散マッチは本当に鉄板。
名勝負。
評価:****3/4