ドラゴンゲート Dead or Alive 2016 16/5/5
オープン・ザ・ブレイブゲート王座戦
ヨースケ♡サンタマリア(c)対問題龍
オネエと最弱ヒール。ハードヒットとエグい首攻め。
いつものキャラは残しつつも、王座戦用の意表を突いた仕掛けと本来持つ実力をオープンにした攻防が
予想を良い意味で裏切ってくる面白い展開。
問題龍はシリアスモードで、渋くもバリエーション豊かな攻めにここぞの大技とヒールプレイで
勝ちに来るのに対し、マリアも高い身体能力で感情全開の激しい打撃。
必殺技の応酬や丸め込み合戦と用意した攻防を、
試合を壊すことなく上手く積み上げて纏めた面白さと手堅さが共存した一戦。
王座への想いと試合のクオリティが合致した試合。
予想以上の中々良い試合。
評価:***1/2

マスカラ・コントラ・カベジェラ(ボールヘッド1Year)-金網6ウェイ・サバイバル・マッチ
土井成樹(CIMA&Gamma)対鷹木信悟(パンチ富永)対谷嵜なおき(斎藤”ジミー”了)対
kotoka(戸澤陽)対サイバー・コング(望月成晃)対YAMATO(“ハリウッド”ストーカー市川)
ヴェルセルクの6人が揃った金網6ウェイ。
鷹木派(鷹木、サイバー&kotoka)と土井・YAMATO&谷嵜の2軍抗争の最終決着戦。
序盤は、3対3の攻防&指定選手達のユニークな妨害工作の数々。
妨害ロボやクラッカーにボール射撃攻撃等ハチャメチャさは随一。
攻防も鷹木&サイバーがドミネイターでkotokaはヤラレ役、
土井、YAMATO&谷嵜は素早い連携で攻めると各々の役割やカラーははっきりしていて、
演者はそれを全う。
中盤からは、YAMATOが土井を助ける為に旗を取らず
金網に戻った事を皮切りにエンタメ要素を続々投入。
土井YAMA対kotokaで甚振る→谷嵜の裏切り→ヴェルセルクがリングに乱入し無法攻撃→
土井の裏切りと怒濤のサプライズラッシュに畳み掛け、
ヴェルセルクを極悪ヒールに、YAMATOを大ベビーに仕立て上げる。
そうしてもう一度Kzy&マリアの介入→真打B×Bハルクの介入&YAMATOへの助太刀と、
一番のサプライズを最後に打ち上げる。
ミルフィーユの様に何層にも積み上げられたサプライズの嵐は、
演出面の豊かさと数々の人間関係が渦巻くドラゲーにしか出来ないもので見事。
通常の攻防もハード&スピーディーで良く、
指定選手の援護から内紛の決着と新たなストーリーの幕開けを巧妙に一つに詰め込んだ見事な作品。
今までドラゲーが築いてきたものの集大成の一つを見せた圧巻の試合。
文句なしに好勝負。
評価:****1/4