TNA2016 ジェフ対マット ハーディーズ抗争特集
 ~この兄弟、生涯スーサイド~

TNA Impact Wrestling 16/3/15
TNA世界ヘビー級王座戦
マット・ハーディ(c)対イーサン・カーターⅢ対ジェフ・ハーディ
ハーディ兄弟に挟まれたEC3。どうしても兄弟喧嘩に焦点が行きがちではあるけれど、
一番エネルギッシュなEC3が軽快な動きで盛り立てる。
ルックス・体格・動きが良い。これだけでベビーとしては申し分ない。
しかしそれだけで上手くいかないのが3ウェイ。
主役であるジェフのコンディションも良くなく、締まりはない。
最終的に乱入祭り。
EY&ブラム、スパッド&タイラス、そしてマイク・ベネットを投入しノーコンテスト。
ただここで救世主ギャロウェイの登場。王座挑戦権の権利を行使し、王座奪取。
好調をキープし、カリスマ性もあるギャロウェイの王座戴冠は吉報でしょう。
評価:**3/4


TNA Impact Wrestling 16/4/19
アイ・クイット・マッチ(敗者はハーディを名乗れなくなる)
ジェフ・ハーディ対マット・ハーディ
定期的に憎み合うレスリング界で最も有名な兄弟の一つハーディ兄弟。
7年越しのアイ・クイット戦。
ただこの兄弟の試合は何度やっても良い試合にならないという組み合わせ。
更に7年の歳月は両者の肉体を蝕み、ジェフは試合前から足を引きずり、マットも満身創痍。
攻防を何とか全うするのがやっとという状態。
4の字の攻防もスパッドの乱入も中途半端。
早い段階で場外戦へ移行。ここでも満身創痍だが、
身体に鞭打ってハードコアに挑む両者。
マットのヒールは堅実だし、ジェフは手すりを滑り降りての椅子攻撃など閃きを見せる。
ステージから鉄柵へのサイド・エフェクトそしてジェフによる
階段からテーブルへ寝かせたマットへのスワントーン。
アイ・クイット戦とかどうでも良いと言わんばかりに
スーサイドな生き様を見せる弟ジェフを悪役という立場から支えるマット。
破滅的な美しさを見せた一戦。
ジェフはサブゥーとかミック、テリー的な域に行きつつある。
平均レベルだが、ハーディ兄弟が好きな人はチェックしてほしい。
評価:***