TNA Impact Wrestling 2016/1/19
TNA世界ヘビー級王座戦-タイトル対キャリア ラスト・マン・スタンディング・マッチ
イーサン・カーター・Ⅲ(c)対マット・ハーディ
衝撃のダブルターン完遂。
マットがヒール、EC3がベビー。EC3の用心棒タイラスの裏切りもありマットが王座奪取。
試合前から異様な雰囲気の漂う中、マットの奇襲からスタート。
EC3のベビーよりのファイトに対し、マットはアグレッシブに応戦。
マットは、激しさを表現することは肉体的に厳しいけれど、長年の経験を活かし細かい攻防を入れつつ丁寧に試合を構築。
終盤には、ツイスト・オブ・フェイト(ToF)を連射するパターンになるが、
正調、場外テーブル葬、椅子を用いたものと3発全て違う形で打っていたのを見て、特別感を示す。
マット、レビー、タイラスの新軍団をアピールすると共に、EC3をベビーおして印象付ける目論見は成功。
この2人の試合でハードコアとあってストーリーだけの雑な感じになると危惧していたが、
マットもEC3も忠実に仕事を全うしていて、上手く要所を纏めた良試合に仕上げた。
そしてカートがいなくなり、EC3を真のスターへと育てるステップの始まりとしては上々。
試合後での、マットの貫禄のヒールプロモも合わせ、
予想以上の内容で平均的良試合。