TNA Bound for Glory 2015 15/10/4
Xディヴィジョン王座戦-アルティメットX
ティグレ・ウノ(c)対マニック対DJ Z対アンドリュー・エヴェレット
実力者のジーマとTJPことマニックが試合を作り、ウノとエヴェレットが曲芸で色を添える内容。
マニックとウノがいるのでルチャっぽい流れにもなるが、4ウェイとしての完成度は低め。息の合わない所も散見。
エヴェレットはデビューだがハイフライングで観客の反応も上々。
だが無理にアルティメットXにしてしまった為終盤が弱い。
平均レベル。

TNA世界タッグ王座戦
ウルヴス(c)対ブライアン・マイヤース&トレヴァー・リー
非常にソリッドでまとまりのある良試合。
ウルヴスは、ROH時代の様な鋭さはないけれど、タッグとして余計な所を省いて基本に忠実に試合をしています。
対するマイヤース&リーもTNAでしか組んでない間柄ではあるが、
元WWEタッグ王者のマイヤースと売り出し中のリーのコンビで基本を捉えつつ
マイヤースのアピールにリーの独創性のあるカウンダ―攻撃で試合を作る。
終盤はウルヴスが、攻勢を強めて終わりかと思いきやマイヤース&リーもカットを入れて粘りもう1つ試合のクオリティが上がりました。
オーソドックスかつスピード感のある試合でした。
中々良い試合。

TNA世界ヘビー級王座戦(SPレフェリー:ジェフ・ハーディ)
イーサン・カーターⅢ(c)対マット・ハーディ対ドリュー・ギャロウェイ
去年よりマシだが期待値は低いカードとなった今年のメイン。
二人ベビー、一人ヒールという構図だがそんな構図をずっと守れる訳もなく速攻で1対1対1に。
EC3は、一人ヒールとしてもっとウザさを出してボロボロにやられたり、ジェフにつっかかっても良い。
真面目にやるのは問題ないが折角の良いキャラが勿体ない。
ギャロウェイは、ハードヒット要員。ただマットとEC3で関係性があるので、存在が気迫となってしまうのは残念。
展開は豊かに出来るが、特に必要性を感じない。
マットは上手く休みつつ、3ウェイムーブを入れたりベテランとして一定の働きを見せている。
テーブルを入れるもノーDQとしても弱いし、
最後もジェフ絡みとなるが引き付けが弱い。これがミッドカードならわかる。
でもこれがメインとなるのは没落TNAの現状か。
平均レベル。