ギミック・マッチ特集#6 モンスターズ・ボール・マッチ特集
モンスターズ・ボール戦とはTNAで行う所謂何でもアリハードコア戦です。
最初は24時間明かりの無い部屋で水も食料もなしに監禁された後に行うという設定があったものの、
いつのまにか有耶無耶になりただのハードコア戦になりました。
それでは、TNAが誇るB級ハードコアの世界へようこそ。

TNA Bound for Glory 2005
モンスターズ・ボールⅡ
アビス(w/ジェームズ・ミッチェル)対ライノ対ジェフ・ハーディ対サブゥー
ヴァイオレンス&ブロッド。凶器を思いっきり叩きつけ、受ける方は身体を張り続ける。
Simple is the best. Eの遺伝子継しB級ハードコアここに極まり。
当たり外れの多いB級ハードコアではあるが、これだけの面子が縦横無尽に暴れまくれば問題なし。高所ダイブにテーブル乱舞。
ハードコア好きならマスト・チェック。
同形式では一番の試合。好勝負。

TNA Genesis 2012 
モンスターズ・ボール(負ければアビスはイモータル脱退)
ブリー・レイ対アビス
長年のスランプを乗り越え、怪物アビスがついにハードコアに帰ってきた。
簡単にムクッと起きるだけでなく、細かな間もうまく使えています。
相対するレイは、相変わらず好調。まさにブリーないじめっ子の表情、攻撃から悶絶、逃げの表情まで七色の顔芸を見せます。
凶器も、竹刀・ジャニス(使わないが)をメインに据え、有刺鉄線ボード、画鋲等過去にTNAのハードコアを彩ってきた凶器が共演。
身体を張りながらも演者の魅力が出た好勝負。


Bound for Glory 2008
TNA世界タッグ王座戦-モンスターズ・ボール(SPレフェリー:スティーブ・マクマイケル)
ビア・マニーInc(c)対チーム3D対LAX対アビス&マット・モーガン
無秩序な乱戦。火炎テーブルやステープラーにチーズ削り等各種凶器も登場するが全く統制されていない。
LAXやBMIが試合の道筋を作り沢山受けるが、長すぎる設定時間にはその努力も無駄に終わる。
終盤謎に通常の攻防が多くなる等勿体ない所が多い。
締めも画鋲テーブルと凶器自体は豪華だっただけに惜しい。
後SPレフェリーのマクマイケルが下手過ぎる。まあまあ良い試合。