ギミック・マッチ特集#7 アンビュランス・マッチ特集
WCW Great American Bash 2000
アンビュラス・マッチ
DDP(w/クリス・キャニオン)対マイク・オーサム
無秩序なハードコア・ブロウル。意味もなくレフェリーを攻撃したりしているが椅子やテーブルが出てきます。
流れもへったくれもないがDDPの華とテンポの良い拳に加えオーサムの重爆で何とかなっています。
この時期のWCWはこれよりももっとひどいハードコアもどきが山ほどありましたから大分まし。
DDPの嫁キンバリーやミス・ハンコックにビショフと脇役もそれなりな面子が出てきた末にキャニオンの裏切り。(裏切りの一撃は迫力あり)
この時期のDDPは逆ダブルクロス王でした。
良くも悪くも派手な試合で平均的良試合。

WWE Survivor Series 2003
アンビュラス・マッチ
ケイン対シェイン・マクマホン
最強の素人対怪物の最終決戦。
ダメージを喰らわない為に先制し、凶器攻撃をひたすら加える。
シェインならではのセンスあふれる展開です。
今回は早々に実況席への自殺エルボーも見せます。
その後は場外、バックステージの攻防を使いつつ救急車での攻防。
どうしても攻防が制限されてしまうのはどうしようもないです。高所ダイブも使いずらく、ラストマン戦よりもシェインの勝ちが見えにくい。
センス抜群の素人対怪物という構図を守っていて、ハードコア要素もあり
面白さはあるが、これ以上は伸びないだろうなという出来。
良いファン・マッチという所か。平均的良試合。


アンビュラス・マッチ
“ハッカー”スコッティ・オシェイ対ブレント・バンクス
インディーでは殆ど観たことない救急車戦。SMASH Wrestlingファンが選ぶMOTYとなった試合ですがどうでしょうか。
オシェイとバンクスが挑みます。
試合としては、テンポ良く進みインパクトムーブ+ハードコアスポットというインディーらしい作りになっています。
オシェイとバンクス。個々の能力はまだ発展途上で良くいるインディー選手のレベルながら、ハードコア要素が使えるということで椅子、画鋲、梯子や”ハッカー”の名を冠しているだけあってキーボードも出てきます。
身体も張っているし、ビッグスポットも作っているが最大の問題救急車戦ということが立ちはだかります。
どうしてもリングと離れている所に救急車があるため、いくらリングで派手なことをしても相手を連れていかなければならない。そこで熱も冷めてしまう。
WWEとは違い場外戦で派手に魅せれる個々の技量もブックの力もないのでそこで尻すぼみしてしまいます。
それなりのハードコアではあったので、
普通にノーDQで良いという危惧した通りの結果になってしまいました。
まあまあ良い試合。