EVOLVE 42 15/4/18
ティモシー・サッチャー対TJパーキンス
レスリング・クリニックと銘打たれただけあって、グラウンドの攻防がメイン。
現代が誇る奇術師対決とあって、密度の濃い戦いを堪能出来ます。
腕を取られたらこう返す。返し形にも種類があり、形式的ではない、臨機応変かつそれぞれのカラーのある極め合い。
終盤では、投げや飛びも織り混ぜてボリュームを出した後、腕攻めに回帰。
TJPの勝つ姿が余り見えなかったのが惜しいが、期待通りのテクニカルな一戦でした。
好勝負に届かない良試合。

ロドリック・ストロング対ビフ・ビューシック
技師や直線的なファイトの多いEVOLVEにおいてヒールを持ち込んでいるのがロドリック。
逃げで構築し、直線的なビフの対比で試合を作ります。
終盤はロドリックの最近の傾向に多いように激しい打ち合い。
激しいのは良いが、もう少し最後までヒールを貫いてほしい。
あっさり負けちゃうのもどうにかならないか。平均的良試合。

オープン・ザ・ユナイテッドゲート王座戦-ストリートファイト
プレミア・アスリート・ブランド(c)(ケイレブ・コンレー&アンソニー・ニース)(w/アンドレア&ソー・カル・ヴァル)対Ronin(ジョニー・ガルガーノ&リッチ・スワン)
スワンの負傷により孤立し痛めつけられるガルガーノを、凶器を持ったスワンが助けに来る二段構成。
PABは堅実だが、こういう乱戦に求められている華やアピール力が足りない。
悪くはないのだが、ブックの補佐に助けられている印象。
Roninが乗せてなんとか。
ECWのニュージャックの如く音楽をかけて相手を凶器でシバキまくる等盛り上がる構成にはなっているが、
全体的に間延びしておりもっとコンパクトに出来たはず。平均的良試合。