今回は年始に行われたEVOLVE 36をレビュー。




EVOLVE 36 15/1/9

2:ビフ・ビューシック対トレヴァー・リー
リーがEVOLVE本編に初参戦ということもありチャレンジ・マッチ色の強い試合に。
その中で置かれている環境を理解し、すぐ反映させる両者はやはり素晴らしい。
かわいがりの如く厳しい攻撃を放つビフに対し、華麗な技や動きでチャレンジ・マッチ以上のものを提供したリー。今回は中々良い試合止まりになったが、次はリミッターを外してブレイクアウトスター同士100%の対決を待望します。

4:リコシェ対ティモシー・サッチャー
ビフ・ビューシック、ドリュー・グラックと共に新進気鋭の技巧派として活躍するサッチャー。今回はハイフライヤーとして名を馳せるリコシェが相手。
試合は、渋く堅く攻めるサッチャーに胸を貸すリコシェの構図。相手を意識していたかリコシェはほとんどハイフライングを封印していました。それでも十分戦えるリコシェだが、サッチャーの魅力をより引き立たせる意味でも強烈な技巧対空中戦のスタイル・クラッシュも観てみたかった所。まあまあ良い試合ではあるが、一層の成長の為には互いに懐を更に深くしていく必要があるかもしれません。

6:グラッジ・マッチ
ドリュー・ギャロウェイ対ロドリック・ストロング

初っ端から殴り合いの大乱戦。場外はおろか会場の外にまで闘いは発展します。
バーでのチョップ合戦や椅子も使ったりもするが、ここ最近激しさを増してきたロドリックと恵まれた体躯をフルで使うギャロウェイのしばき合いは熱量が凄い。
リングに入った瞬間ノー・コンテストという結末だが、抗争の中継ぎとしては上々であるし続きを見たいと思わせるには成功していました。
ここ最近のEVOLVEにはなかったラフでハードヒットな闘いでした。


全体評価:コンパクトな仕上がりとなっています。際立った試合はないが特に外れもなく、メインもNCながら中々良い仕上がりとなっている。