プラクティス・スペース -3ページ目

プラクティス・スペース

僕が文章を書く練習の場として活用します。面白くは、ない

先日、某ピザ屋さんに行きました。

通常価格2800円のピザを、三日間限定で1000円で提供します!というセールでした。

どうやら開店二周年を祝い、日頃のご愛顧に感謝セールだったようです。



貧乏人の僕も、彼女を連れて馳せ参じたわけです。

そう、彼女がいます。もうすぐ結婚します。

まあ今はそんな話はどうでもいいんですが。



あらかじめ予約をして、予定の時間に引き取りに行ったんですが、行列。

そこは案の定、というところでした。安いですしね。

10分、20分も待てば引き取れるだろうと列に並んでいたんですが。



僕達のあとから、娘二人を連れたいい年の親父さんがやってきました。

その親父さんは、行列があることを知りながらそれを無視して店員さんに、ピザを出すよう要求しました。

親父いわく、「約束の時間を30分も過ぎてるんだから当然できてるはずだ、さっさと出せ」と。

約束の時間を30分も過ぎてから来店した自分のことは棚に上げているわけですが。



それを見ていた、もうすぐ受け取れるはずだった若い兄ちゃんが激怒。

・みんな並んで待っていることくらい見ればわかるのに、恥ずかしくないのか(念を押すようですが、親父は二人の娘を連れて来ていました)

・約束の時間を遅れてきている分際で、何様だ


親父と若い兄ちゃんの間で一触即発の雰囲気に。というか既に喧嘩でした。

理は若者にあり、同じく並んで待っていた人は若いあんちゃんと同意見です。



しかし、店員は対応が面倒だったのかその親父に優先してピザを渡してしまいました。

この対応は問題ですね。「申し訳ない、列に並んでお待ち下さい」とすればよかったのに。



そして親父は大人げないことに、ピザを店員から奪い取ると、若いあんちゃんに口汚く罵声を浴びせ、体当たりをかましました。

古臭いヤンキーがやりそうな、肩をぶつけるアレです(なんか正式名称があるんでしょうか)。

娘さんは可哀想に、恥ずかしそうに「お父さんやめて」と、あんちゃんに罵声を浴びせる親父を引きずり帰って行きました。

もしあの場に娘さんの知り合いがいたら、翌日の学校では既に恥ずかしい親父の噂が流れていたことでしょう。
彼女らは何も悪くないのに。





親父と真っ向から向き合い戦ったあんちゃんの勇気は、店員の対応により無に帰しました。

親父が消え去り、殺伐とした空気だけが残ったピザ屋。

あんちゃんの苛立ちは当然収まりません。


対応した店員に、「お前らがちゃんと対応しないからこんなことになってんだろうが!わかってんのかぁ!?」と怒鳴り散らしました。



この辺りで彼女が泣き出し始めたため、僕はへらへらと店をあとにしたので(僕はシリアスな場面はすごく苦手で、理由もなく笑ってしまいます)、その後どうなったのかはよくわかりません。

ただ、帰路の途中で、予約していたピザをキャンセルするための電話をしたときも、電話の向こうで大声で怒鳴り散らす何者かの声が聞こえてきたので、戦いはしばらく続いたのだと思います。


店員も可哀想に・・・と同情を禁じえませんでした。

彼女は「あの人達の対応が招いたんだから仕方ないよ」と冷徹でした。

うーむ。確かに対応に問題ありだったけど、僕が店員の立場だったらを思うと、やはりそこまで冷徹にはなれないなぁ、と思う日でした。








という出来事があったわけですが。

僕が言いたいのは、店員の対応が適切だったかとか、このオヤジのような恥ずかしい大人にはならないようにしようとか、そういう問題提起ではないのです。


そもそもなんで彼らはピザ屋に集結したのか。

当然ピザを食べるためです。

正確には、格安でピザを食べるため、です。


僕がこの現場に居合わせないためには、激安という宣伝につられることなく、然るべき価格でピザを購入するべきでした。



我々は、値段相応のサービスしか受ける権利を持ちません。

値段以上のサービスを受けて当然と考えている人はきっと、接客業未経験なのでしょう。

どれだけ立派なモットーがあろうとも、端金しか落とさない客には、それ相応の対応しかしないのは当然です。


素晴らしいサービスや完璧なクレーム対応を期待するのであれば、それ相応の対価を支払わなければなりません。



いい年こいた親父も、結局は貧乏だから広告につられ、貧乏だから心にゆとりを持てず和を乱す行為に出たのでしょう。

潤沢な資産を持っている人は、もっといい店でもっといいピザを食べるか、家で作るかするでしょう。



もっといい店に行く人は、親父よりは遥かに人間的に立派であり、社会的にも成功しているはずの人です。

そういう人が集まる店では、当然妙なトラブルなんていうのは発生し得ないのです。


我々がトラブルを回避するために必要なこと。

それは危険察知能力ではありません(勿論それも大事ですよ!)。

金です。


結局は金がすべてなのです。



明日からは実際にこのようなトラブルと縁のない日々を送るためのマル秘ビジネスについてお話しようと思います。
























嘘です。

そんなマル秘ビジネスがあるなら僕はセール中のピザ屋には行きません。



お金がほしい。うちの排水口から湧いてくれ。