- ロビンフッド(Robinhood)は、アービトラム(Arbitrum)を基盤とした独自のブロックチェーンネットワークの開発と、欧州ユーザー向けのトークン化株式取引のローンチによって、暗号資産(仮想通貨)サービスの拡大を進めている。
- ロビンフッドは、ブロックチェーン技術を活用した24時間365日取引、セルフカストディ、トークン化資産のクロスチェーンブリッジを特徴とする、オールインワン投資アプリの開発を目指している。
- ロビンフッドは暗号資産戦略の一環として、欧州ユーザー向けにパーペチュアルスワップ(無期限先物)の取引サービスを、米国投資家向けには暗号資産ステーキングサービスの提供を開始する。
【カンヌ/サンフランシスコ 30日 cryptoinfo】— 米オンライン証券ロビンフッド(Robinhood Markets)は30日、独自のブロックチェーンネットワークを開発中であることを明らかにした。また欧州のユーザー向けに、アービトラム(Arbitrum)上で発行されたトークン化株式の取引サービスを開始し、暗号資産分野での事業拡大を進めている。
同社によると、新サービスでは約200銘柄の米国株式やETFのトークンを、平日24時間取引できるようになった。暗号資産専用の欧州アプリにトークン化株式を追加することで、「暗号資産を基盤としたオールインワン投資アプリ」を目指すという。
ロビンフッドはさらに、アービトラムの技術を基盤とした独自のレイヤー2ブロックチェーンを開発中で、トークン化資産の24時間365日取引、セルフカストディ、クロスチェーンブリッジ対応などを計画している。リリース時期は未定だが、関係者によれば、年内から来年初頭に運用開始する可能性があるという。
同社はプライベートエクイティ分野でも、OpenAIやSpaceXのトークン化株式から提供を開始するとしている。
ヴラド・テネフ会長兼CEOは、フランス・カンヌで行われた発表イベントで「我々は規制当局と協力し、ロビンフッドのエコシステム全体をオンチェーンに移行する」と述べた。
ナスダックに上場するロビンフッド株は30日の取引で8%超上昇し、過去最高となる91ドルを記録した。
資産のトークン化市場は急速に拡大しており、リップルとBCGの試算では2033年までに18兆9,000億ドル(約2,700兆円)規模に達する可能性がある。トークン化株式分野では、バイビット、クラーケン、ジェミナイなどの暗号資産取引所がサービス提供を開始しており、コインベースも参入を検討している。
ロビンフッドの暗号資産製品責任者ソン・リー氏は、競合が外部パートナーと連携する中、ロビンフッドは独自のトークン化エンジンを開発していると述べた。

