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◆東一条通
東一条通(ひがしいちじょうどおり)は鴨川を挟んで一条通と中立売通の間に相当する位置にあり、西は川端通から東は吉田神社の鳥居前まで。東大路通から東は吉田神社の参道であり、節分祭の折りになると露店でにぎわう。またこの区間の両側は京都大学の吉田キャンパスであり、正門も東一条通に面している。4月の入学シーズンには京都大学の課外活動へ勧誘する立て看板が林立する。
吉田参道は幕末期に現在の京大吉田キャンパス(本部構内)に尾張藩下屋敷が置かれた(これにより荒神口を起点として東北に延びる志賀越道が中断された)時、吉田神社により春日造の社殿へと続く参道として整備されたものである(従来の参道は神社内の太元宮に至る南側の道であった)。明治時代終期から大正時代初期に掛けての京都市三大事業として鴨川対岸から架橋のうえ東一条通を拡築するとともに市電を敷設する計画があり、拡幅工事が途中まで実施されたが結局のところ実現しなかった。東一条通が川端通から鞠小路通までの区間でやや広い幅員になっているのはこの時の名残である。
2017年より、東大路通から京都大学正門までの約70mの区間で、通信ケーブルを直接地中に埋める電線類地中化の実験が行われている[2]。