去る27日、夜釣りに行った。
さて、年末年始休暇中(もう1ヶ月前になるんだな)に「炎の大捜査線」(1991年)を観た!
で、コメント欄でお世話になってる黒猫さんから、この作品の評を!と言われてたので、評と言えるかどうかはわからん記事になるけど、書いておこうと思う!
こうやって、コメント欄から派生して書く記事は楽しいからね!
で……この作品を語る際、どうしても避けれないのが、ジミー・ウォング大先生からの〈出演オファー〉の件!
まぁ、「ドラゴン特攻隊」(1982年)もそうだよね……考えたら、両作品とも監督はチュー・イェンピンだな。
でも、うちではこの件に関してはスルーする!
あとストーリーも今更なので、紹介しません!
ついでに言うと、ジャッキーがラストで着ているTシャツも相手にしません。
ファンの方なら耳にタコだろうし、まったく知らない方に説明するなら……それこそ、連載記事を書かないといけなくなるからね!
ま、良くも悪くも、製作総指揮 ジミー・ウォング大先生の力があったからこそ、4大スターが集結できたんだろうな……いや、だろう、じゃないか!
ジャッキー、サモ・ハン、レオン・カーフェイ、そしてアンディ・ラウ!
いや、これ、マジで凄いんじゃないかい???
実質、主役はレオン・カーフェイ!
相変わらず日本じゃ、ジャッキー主演って感じだったけどね。。。
で、そのジャッキーは、「プロジェクト・イーグル」(1991年)の撮影後ぐらいに、この作品の撮影に参加している。
「プロジェクト・イーグル」の時、いつもより髪の毛が長いと思っていたが、この作品でも長いので……切らなかったのか!
あ~この後クランクインした「ツインドラゴン」(1991年)の時も長いかなぁ……ジャッキー、気に入ってたのかなぁ?
が、私はこの頃のジャッキーの髪型はスカン!
で、だ!
この作品って、なんか、時折観たくなる作品なんだよな。
やはり、クセが強いというか、ジャッキー出演作品の中でも、やっぱり異質なんだよね。
全体的に暗くて陰湿。
カビ臭さも感じるし、気分も重〜くなる。
〈青〉っぽい映像が、凄く印象的な作品だ。
それに、この頃なら、〈ジャッキー=刑事〉的なイメージもあるのに、なんと、罪を犯して監獄に入る囚人役と来たモンだ!
しかも、拳銃で人をバンバン撃つのも珍しい上に、手技、足技のアクションも、いつもの可憐な感じではなく、必死で荒々しい……殺気を感じるんだな。
アンディ・ラウとの一戦は、まさに致命傷を与えようとする感じ!
鬼気迫る感じが、いつもと違ってスリリング!
アクション指導は、ジャッキーではなくリン・ワンジャンとなっているが、その影響だろうか?
いや、「これ、ジャッキーのアイディアだろ?」って思うところが多々あるので、ジャッキーのことだ、質は違っても口を出しまくっていたことは間違いないだろう!
口を出すのが、ジャッキーだ!!!
にしてもさ、考えたら……恋人を救えなかったジャッキーってのも、そうそう無いよな!
そんな中、少し笑いを与えてくれるのがサモ・ハンただ!
この作品において、クスッとなるシーンはジャッキーではなくて、サモ・ハン!
息子思いの脱獄キャラなんだけど……脱獄する度に、結局捕まるんだけどね。
さて、サモ・ハンの囚人姿は見慣れたモンで、反射的に〈福星シリーズ〉を思い起こす。
しかし、この作品では、息子がいるという役柄で、脱獄の理由が 息子に会う為 ってのが泣かせる。
実際に、泣ける!
また、〈福星シリーズ〉、特にロザムンド・クァンへのセクハラ演出を思い起こすような、シーンがこの作品にも存在するんだけど……そう、あの雨の日のノーブラ(男のロマン)、レイチェル・チャンへのセクハラ演出ね!← これ、無駄にエロいよね?
このシーンに絡むのがサモ・ハン、って言うのは、やはり〈福星シリーズ〉への、ロザムンド・クァンへのセクハラ演出へのリスペクト、オマージュなんじゃないのだろうか!!!
でも、なにより!
サモ・ハンとジミー・ウォング大先生が焚き火をしながら、二人きりで話すシーンはなんとも貴重だ!
サモ・ハンとジミー・ウォング大先生が絡むだなんて、私はジミー・ウォング大先生の主演作品「スカイ・ハイ」(1975年)しか思い付かない。
しかも、この時は映画の冒頭辺りで拳を交えるんだけど、こんなにジックリと台詞のやり取りはなかったと記憶している。
さ、そのジミー・ウォング大先生だ!
役柄は、看守に楯突く、囚人たちのリーダー、親分だ!
刺青と顔の傷が、そうでなくても溢れ出す威圧感を、オーラをマシマシにしている!
こんな存在感のある役者、他にはいない!
さすがは、ジミー・ウォング大先生!
めっちゃ怖い!
睨まれたらオシッコちびる勢いだ!
サモ・ハンとの二人きりで話すシーンも良かったが、レオン・カーフェイと友情(?)が芽生えるのも良い!
白米を食べるシーンなんて、笑えるんだけど、何故か格好良い!
道の舗装作業シーンも、笑えるんだけど、やっぱり格好良い!
なんだろうな、あの不思議な、圧倒的な存在感は!!!
これこそ、ジミー・ウォング大先生の魅力だな!
最初に、この作品は〈4大スターが集結〉なんて表現したが、〈5大スター〉いや、〈4大スターと大スター〉って感じだよね。
無論、〈大スター〉とはジミー・ウォング大先生のことだ!
残念なのが、それだけの存在感なのに、あっけなく看守に殺されちゃうんだよな……サモ・ハンの裏切りで……まぁ、息子と会う為に裏切るんだけどな……いやぁ、やっぱり、面白い作品だわ!
ただねぇ、ジャッキーとの絡みが無かったんだよなぁ。。。
「ドラゴン特攻隊」で絡み過ぎたか(笑)!
ん?
レオン・カーフェイとアンディ・ラウはどうしたって???
あんまり知らないんだよなぁ。。。
レオン・カーフェイは……マジで知らんなぁ。
ジャッキー作品に出てるかなぁ……で、今、調べたら「THE MYTH/神話」(2005年)かぁ。。。
どこに出てたっけ???
ちょっと、観直さないといけないなぁ。。。
今、思ったんだけど、この「THE MYTH / 神話」って邦題は無駄や意味不明な単語が無くて好感が持てるね……まぁ、原題(神話)と映題(THE MYTH)を足してひっくり返しただけ、だけど!
あ、Chaiさんがレオン・カーフェイのファンだったみたいだから、Chaiさん、コメント欄で語って!
なんなら、こちらに反映させるから!
アンディ・ラウは、「七福星」(1985年)でジャキーらと刑事役で登場したけど……途中で目立たなくなったというか、いないよね。
あと、「酔拳2」(1994年)、「新少林寺/SHAOLIN」(2011年)ぐらいしか知らないんだよなぁ……全部、ジャッキー絡みだな!
しかし、「新少林寺/SHAOLIN」は良い作品だったよな。
あれはまた、ユエ・ハイの存在が輝いてるんだよな!
主演のアンディ・ラウも良い演技でね……ただ、彼の主演作はこれしか観たことがない!
そうだ、次はこのDVDを観ようかのぉ!
さ、最後はサントラ盤を少し語って、この記事を終わるよ。
こちらもなかなかのモンです!
実は、私、この作品のサントラ、気に入っています。
●CD盤●
火燒島 電影原聲帶 / 傳立
1. 序曲 - 生存
2. 亡命之徒
3. 寛恕
4. 握手的人不會怕冷
5. 最後一杖
6. 誓約
7. 夕陽西下,喝杯茶吧
8. 我只能和暴力共眠
9. 最後一槍(演唱) / 崔健
規格番号 : UFO-91173
発売日 : 1991年
発売元 : 飛碟唱片
台湾でしか発売していないのかな?
カセットテープ(規格番号 : UC-91173)でも発売してんだけど……今となっては、CDもカセットテープも入手困難だろうなぁ。。。
そうだ、そうだ!
このね、主題歌となる「最後一槍」ってのも、この作品らしく少し問題があって。。。
唄っているのは、ツイ・ジェン(崔健)って方なんだけど……この楽曲、歌詞が問題となったんだよね。
なんでもこの楽曲はツイ・ジェンが、1979年に起きた中国とベトナムの間に勃発した戦争(中越戦争)をテーマに作ったんだけど……反戦歌でね……だから、引っ掛かったんだな、歌詞が……。
でまぁ、しばらく歌詞は封印され、インストでしか聴けなかった楽曲でもあるんだわ。
もちろん、サントラはボーカル入りです!
なんにせよ、そうそう聴く機会が、他の作品より少ないサントラだからさ、もし、万が一、中古屋で見つけたら買いなんじゃないかな?
あ……そうだ!
あと……うん、これがホントに最後!
あんまり関係無いんだけど、この「炎の大捜査線」には、続編があるんだよな。
関連性は無いようだけど……そう、観たことはないんだわ。
ちなみに、金城武さんが主演!
タイトルはズバリ、「炎の大捜査線 2」(1995年)だって
!
原題は「火燒島之横行覇道」!
そういやぁ、「ドラゴン特攻隊」にもあったよな……「火龍任務A級計劃」(1983年)だっけ。。。
これは観たけど……記憶にはもう無いに等しい。。。
でも、観る価値は……察してくだい。
ということで、 「炎の大捜査線」!
この作品については、ChaiさんとLINEで意見交換してんだけど……ここには掲載出来ない内容なんだよなぁ。
それぐらい、色々と……〈闇〉な作品なんだよね〜。
Fanks!!