こんなランキング ↓ が発表されてた。
さ、本題に入ろう!
日本公開が1981年12月26日だった「キャノン・ボール」(1981年)を観た……〈お正月映画〉だったということでね。
ちなみに、日本語吹替版だ!
アメリカの20世紀フォックスと香港のゴールデン・ハーベストの合作!
そう、ハル・ニーダム監督のお祭り&お馬鹿 カー・アクション映画!
あ、誤解しないでいただきたい!
これは最高の賛辞だからね!
笑えるんだわ!!!
〈キャノン・ボール〉……言わずとも知れた〈アメリカ横断レース〉!
東海岸コネティカットから、西海岸カリフォルニアまでの 5,000km だったかな?
このレースは、違反をしようが、警察に追われようが、とにかく一番早いタイムで走り抜いた者の勝ち!ってとんでもないルールなんだよな。
で、本当に存在する(した?)レースなんだってね!
なんでも、脚本のブロック・イェーツが、このレースの生みの親なんだってね!
そんなワケのわからないレースに参加する面々も、まぁ、一癖二癖ある連中なワケで。
しかも、しょーもないギャグを連発するんだけど、それを演じたのが、主演のバート・レイノルズを筆頭に、ロジャー・ムーア、ファラ・フォーセット、ドム・デルイーズ、サミー・デイヴィスJr.、ディーン・マーティン、そして、我らがジャッキーとマイケル・ホイとスターばかりなんだよな。
しかし、何故か、ジャッキーとマイケル・ホイは、広東語をペラペラ話す、スバルを運転する日本人ドライバー役なんだよな(笑)!
日本人ファンへのサービスだろうか???
「サヨナラ〜バイバ〜イ!」
……なんて、日本語のセリフもあったりする!
しかし、正直なところ……これだけのオールスターキャストなのにストーリーはあってないようなもの!
終始、お馬鹿だ……あ、お色気もあるな!
だけど、黒のランボルギーニ・カウンタックが、レイ・スティーブンスの唄う主題歌、「キャノン・ボールのテーマ」 をバックに、疾走するオープニング……これはイカす!
子供の頃に、スーパー・カー ブームを経験してる私には刺激的過ぎる!
特に私はカウンタックが好きなんだわ。
スーパー・カー ブームの象徴的な存在だったからね。
今も、フジミから発売された「1/24 ランボルギーニ カウンタック LP500S Walter Wolf 」の未開封プラモデルを大切に保管しているぐらいだ!
あ、言い忘れてたけど、映画の冒頭でぶっ飛ばしてた黒のカウンタックは、1979 年製の LP400 S!
で、だ!
私にとって、このオープニングに流れる「キャノン・ボールのテーマ」は大好物なんだよな!
本編のオープニングでしか聴けない!
サントラ盤に収録されているそれとは、異なるアレンジなんだわ!
少し長めのイントロ……これが、めちゃくちゃ私のテンションを上げる!
カッコ良過ぎる!!!
私は、この作中に流れる、本編でしか聴けない「キャノン・ボールのテーマ」が欲しい!
が、発売してる形跡は無いんだよなぁ。。。
でもね……この「キャノン・ボール」という作品。
昔は好きな映画ではなかった。
折角、ジャッキーがマイケル・ホイとコンビを組んでの出演、そう、滅多に見れない共演作なのに出番が少ない。
それぞれの持ち味をあまり発揮出来てなかったから、なんだな。
ただ、今回観たのは日本語吹替版だったからね、マイケル・ホイの声が当然のごとく広川太一郎さんだったから、そこは笑えたけどね……もうちょい聞きたかったよなぁ。
でもね、ジャッキーのことは忘れて、ちゃんとバート・レイノルズ主演作品として観たら、なんだけど……私の中での評価は変わった!
これって、すごく貴重で価値ある作品なんだよ!
製作総指揮のレイモンド・チョウ、すごくいい仕事だよ、これ!
貴方はホント素晴しい!!!
やはり、個性豊かなトップ・スター達が揃っている事が、単純に凄いんだけど、それぞれ登場する時が、それぞれの見せ場となっている上に、笑えちゃうんだから面白い!
それぞれのファンからしたら、それぞれの見せ場をもう少し増やして欲しいと思うこと間違い無しだ!
しかし、改めて観て思ったんだが……ジャッキーの出番……格闘シーンは雑だよなぁ。。。
これは、ジャッキー自身、かなり不完全燃焼だったろうなぁ……そこは、残念で仕方が無い。
格闘シーンよりも、車中でポルノ映画「BEHIND THE GREEN DOOR」を観ていた印象の方が強い!
この「BEHIND THE GREEN DOOR」(1972年)って、マリリン・チェンバース主演のアメリカのポルノ映画なんだな。
日本では、「グリーンドア」って邦題で、1976年に公開されている!
ただ、「007」シリーズで、ジェームズ・ボンドを演じたロジャー・ムーアが出て来るシーンは秀逸だ!
これは是非、みなさんにも観ていただきたい!
とぼけた感じで、ひょうひょうとしてて、何故か出て来る度に笑える。
これは、登場する度に、ほぼ流れる「ロジャー・ムーアのように」という楽曲が、笑いのトリガーになってんだな!
もちろん、ロジャー・ムーアの声も、広川太一郎さんが担当している!
あ、サントラ盤、紹介しておこう!
●アナログ(LP)盤●
キャノンボール オリジナル・サウンドトラック
A-1. キャノン・ボールのテーマ (セリフと効果音入り)
A-2. 女たらしがやって来る
A-3. ラヴ・イズ・オン・ジ・エアー
A-4. ビューティーズ・テーマ
A-5. イフ・アンド・ホエン
A-6. ロジャー・ムーアのように
B-1. キャノン・ボール・ラン (セリフと効果音入り)
B-2. ジャスト・フォー・ヘル・オブ・イット
B-3. ホン・キング・コング (セリフと効果音入り)
B-4. タ・タ・ターン・レフト
B-5. キャプテン・チャオス
B-6. エンド・タイトル
規格番号 : VIP-28036
発売日 : 1981年
発売元 : ビクター音楽産業
ちなみに、ジャッキーとマイケル・ホイの出番には、「ホン・キング・コング」が流れる!
また、さっき、「サヨナラ〜バイバ〜イ!」のセリフの話をしたが、この 「キャノン・ボールのテーマ (セリフと効果音入り)」でも聴くことが出来るぞ!
「キャノン・ボールのテーマ (セリフと効果音入り)」って、「キャノン・ボールのテーマ」の後に、「ホン・キング・コング」の冒頭が少し流れてから、ジャッキーとマイケル・ホイのセリフが流れるんだけど、それでね!
そういやぁ、この「ホン・キング・コング」で、Thee Headcoateesの「Jackie Chan Does Kung Fu 」って楽曲を反射的に思い出した人、いますか???
さて、最後にバート・レイノルズに触れておこう。
「キャノン・ボール」出演当時、彼は45歳だったんだな……もっと若く見えるけどなぁ。
で、ここ(ブログ)を始めたのが2018年の7月だったんだけど……その2ヶ月後の9月、82歳で旅立たれたんだな。
当時の記事はすべて削除したんだけど、その時に彼を偲ぼうと記事を書いたんだな。
その時にも書いたんだけど、私が彼の姿を最後に見たのは、映画ではなく、ディスカバリーチャンネルで放送していた「ファスト&ラウド」だった。
その記事を書いた更に2〜3年前のことだ。
この「ファスト&ラウド」という番組は、車のカスタム、レストア、転売を行う〈ガス・モンキー・ガレージ〉って会社を舞台にしたリアリティー番組!
そこの客の一人として、バート・レイノルズが登場したんだ。
「老けても、渋いなぁ」と、私を唸らせてくれたんだよなぁ!
ついで言うと、この〈ガス・モンキー・ガレージ〉の店主だったリチャード・ローリングス!
実際に、キャノン・ボール に参加しており、世界記録を保持していたとか……番組で言ってたような記憶があるんだが……どうなんたろ???
まぁ、確かに、ナウい男だよな、リチャード・ローリングス!!!
で、この番組は、リチャードどスーとのやり取りがサイコーに笑えたんだよな!
特にスーの、リチャードへの罵詈雑言は面白すぎたからなぁ!
あ、リチャードのキャノンボールにおける成績に詳しい方、ご教授ください。
では、今回はこの辺で。
次回も、「キャノン・ボール」に関する記事を書く予定です。
Fanks!!