12月11日(土)……本当は夜釣りに行く予定だったんだけど。。。
こう見えて、私は仕事を優先する男なので、優先したら、行けなくなっちゃった(笑)!
で、帰宅したら帰宅したで用事があったんだけど……なんか、振り回されて……気が付けば、21:30過ぎには家で一人。
完全に予定が、まったくもって何も無くなってしまった!
「さ、何しよう?」ってなもんで考えてたら……。
もう名前を出さないけど、俺が法律だ!的な面倒臭い男が、「古龍三部作」を記事にしろって言ってたなぁ~って。
やるの???
やらなきゃ、ダメ???
…じゃ、やるか!
もう12月はジャッキー月間になるなぁ(笑)!
じゃ、本題に入ろっと!
はてさて?
実際のところ、ジャッキーは何作の映画に出演しているんでしょうか???
面倒臭いので確認はしませんが (笑)……「1911」(2011年)が「出演100本目記念作品」なんですね。
まぁ、それが本当かどうかは別として、とにかく単純に100本は超えているんですね。
で、その中でも私が一番好きな映画は「ポリス・ストーリー / 香港国際警察」(1985年) の日本劇場公開版 (←これ以外のVer.はそうでもない)!
いつ観てもスカッとします!
もう、数え切れないほど観ています。
ところが……ジャッキー映画で一番観ている作品かと言えば……そうではありません!
私が、一番観ているジャッキー作品は……「成龍拳」の日本劇場公開版なんです!
だ、誰だ、地味だなんて言ってるのは!
まぁ、確かに派手ではない……か(笑)!
で、この「成龍拳」の日本劇場公開版は、実は「ポリス・ストーリー / 香港国際警察」のそれ以上にこだわっているかもしれません!
とにかく、「剣・花・煙雨江南」(原題) でも「To Kill with Intrigue」(英題) でもない日本劇場公開版!
それこそが、「成龍拳」なんです。
そう!
北原深さんの唄う主題歌「SEIRYU-KEN (映画のタイトルと同じなので主題歌はローマ字表記にします)」の流れる日本劇場公開版の「成龍拳」です。
久石譲さん、小田裕一郎さん、甲斐正人さんの楽曲が流れる「成龍拳」です。
酷い時は、週に数回は観ていたこともあります(笑)。
実は、今もって年に数回は確実に観ています。
「Fanks!!さん、『成龍拳』が好きなんですね?」
そんな質問が聞えて来そうですが……そうでもありません。
「拳シリーズ」なら、「ドランクモンキー酔拳」(1978年)、「スネーキーモンキー蛇拳」(1978年)、「拳精」(1978年)、「少林寺木人拳」(1976年)、「龍拳」(1979年)、「蛇鶴八拳」(1978年)など、「成龍拳」よりも好きな作品はたくさんあります。
そういやぁ、ぶっちゃけ話炸裂の自伝「I AM JACKIE CHAN 僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔」(1995年)では、ジャッキー自身もボロカス、まさに酷評の嵐!
「寒いからやる気が無い」、「物語が馬鹿馬鹿しいくらい複雑」、「撮影がつまらん」等々、作り手側が決して言ってはいけないセリフを吐いています(笑)。
トドのつまり、監督のロー・ウェイが好かんのでしょうね(笑)!
が、確かに、「寒い」とか、「撮影がつまらない」とかは置いといて、「物語が馬鹿馬鹿しいくらい複雑」というのは頷けます。
これは、古龍の武侠小説及び脚本の特徴でもあるらしいのです。
で、この頃のジャッキー出演作品で、脚本が古龍と言えば、「成龍拳」の他に……「キラー・ドラゴン 流星拳 (ファイナル・ドラゴン)」(1977年)、「神拳 ヤング・ボディーガード」(1978年)があります!
私はこの「キラー・ドラゴン 流星拳」、「神拳 ヤング・ボディーガード」、そして「成龍拳」の3作品を勝手に「古龍三部作」(別名「ヅラ三部作」)と呼んでいます。
どうでしょう?
この三作品を観たことのある方なら、ジャッキーの言い分も理解出来ると思います。
とにかく、人間関係が複雑で、裏切りの裏切り、敵が味方で味方が敵、と難解なのが特徴!
「成龍拳」が一番マシなのかなぁ、なんて私は思っています。
では、なぜこんな難解で、ジャッキー本人すら嫌がっている作品を、私は観てしまうんでしょうか?
とりあえず、1984年 (私が中学2年生の頃) の日本公開時の記憶を手繰り寄せてみましょう。
日本での公開当時 (1984年)!
私はこの映画が、どうしても好きになれませんでした。
いや、この作品を知った頃から、好きになれませんでした。
理由は簡単!
どうも、ジャッキーのヅラ姿が好きになれなかったんですね。
つまり、「キラー・ドラゴン 流星拳」も「神拳 ヤング・ボディーガード」もそうでした。
ただ、この古龍三部作は原題がなんかカッコ良く感じて、気になる存在だったんですね!
「成龍拳」→ 原題「剣・花・煙雨江南」
「キラー・ドラゴン 流星拳」→ 原題「風・雨・雙流星」
「神拳 ヤング・ボディーガード」→ 原題「飛渡捲雲山」
でも、やっぱり、ヅラが許せなかった。
しかも、同時上映は、今となっては誰が出演していたのかさえ覚えていない「魔女卵」(1984年)。
それまでが、「伊賀野カバ丸」(1983年) 等のジャパンアクションクラブの映画だっただけに、そうとうガッカリでした。
ですから、「行かない!」と早い内に決めていたんですね。
ええ、ジャッキーの日本での人気がピークな時にも関わらす、実際に劇場へは行きませんでした!
しかもこの映画って、日本での公開はもともと1983年12月、つまりは正月映画だったんですが、ジャッキーの正月映画はコレだ!ってなもんで「ドラゴン特攻隊」(1983年)に差し替えられてまったんですね。
理由は、時代劇で暗い雰囲気だから……だそうですが、内容的に「ドラゴン特攻隊」も正月向きとは思えませんけどね!
単純に「ジャッキーらしさ」を優先したんでしょね。
つまり、「成龍拳」はらしくないということですよ。
実際、そうだと思います。
ですから、行けなかったんですよ、私は。
実際、劇場へ足を運んだクラスメイトの評価は、もの凄く低いモノでした。
「成龍拳」=「面白くない映画」
これが、当時の私の周りでの評価でした。
が、そんな評価の中、一点だけ「これはカッコ良い!」と高評価だったモノがありました。
そう、それがこの映画の主題歌、北原深さんの唄う「SEIRYU-KEN」でした!
アナログ(EP)盤 「SEIRYU-KEN」
A-1. SEIRYU-KEN
B-1. I NEVER SAID IT'S FOREVER
日本コロンビアより発売!
しかも気合が入っていて、3万枚限定ながらも透明レコードでした。
レコードを透明にする事で、なにか良い事あるのかなぁ~と疑問でしたけどね(笑)。
で、この「SEIRYU-KEN」という楽曲!
おおよそ、「武侠」作品には不似合いだと思いますが、アレンジは時代を感じるものの、凄くカッコ良い楽曲だと思います。
今もってファンの間では、人気が高いんですね。
いや、人の評価は置いといて、ホント私自身が大好きな楽曲なんですね!
ですから、EP盤だけは、映画本編を観ない内に購入!
それまでのEP盤は、ジャッキー映画の主題歌だからということで聴いていた感じですが、この「SEIRYU-KEN」だけは、映画は関係なく、映画から独立して、そう楽曲自体に惚れ込んでいました!
さ、そんな主題歌先行型の映画「成龍拳」ですが、いよいよその作品を観る日が来ます。
もう、いつだったかは忘れましたが、レンタルビデオ店に並んで間もなくのことです。
でまぁ、実際に観たワケですが……確かに、オープニングは心を鷲掴みにされました。
日本独自のオープニングなワケですが、流れる「SEIRYU-KEN」がカッコ良すぎます!
ふと思ったもんです、オリジナルはどんな楽曲が流れているんだろう?って(笑)。
しかし……私が夢中になれたのは、このオープニングだけでした。
やはり、ジャッキーらしさ……笑えるところが全く無い!
これがジャッキー映画なのか?と頭を悩ませました。
もう、観る事はないかなぁ~そんな事すら思っていました。
ところが、事態は一転します。
それは、このブログでよく登場する、当時交際していたTさんの言葉でした。
「私、『成龍拳』が一番好きかなぁ。。。」
……キミは何を言ってるんだ???
もうね、到底、私の頭では理解出来ない言葉でしたよ。
「ど、どのへんが好きなん?」
……私は恐る恐る訊いてみました。
すると、Tさんはこう言いました。
「千々(玉霊龍)の一途な想いと、
小雷(ジャッキー)の優しさがグッとくる!」
……正直、目から鱗が落ちました。
「なるほど……。
そんな視点で観るのか!
すると、こうも評価が変わるんだな!」
とは言え、これは女性特有の視点なのかな?とも思いました。
そもそも、中学生の男子にとって、少なくとも中学生だった私にとって、ジャッキーは強い男の象徴であって、ジャッキーに恋とかの要素は、まったくもって不必要でしたから。
私は改めてレンタル屋さんからビデオを借りて来ました。
そして、Tさんの感想を尊重して再度鑑賞!
しかし……。
千々が一途……う~ん、でも小雷を信じ切れてないよね?
小雷の優しさ……途中で朦朧としていたとはいえ、丁錢艶(徐楓)とやっちゃってねぇか、これ?
で、最終的な感想は……
一途で優しいのは
とっても不憫な丁錢艶じゃないかっ!
でした(笑)。
この映画、小雷の復讐劇いうより、丁錢艶(徐楓)の悲恋劇ですよ!
この事に気付いた時、丁錢艶が素敵(いや、決して好きなタイプの女性ではない……でも「侠女」(1971年) の徐楓はカッコ良い!)に見えました。
そこからは、小雷でもなく、干々でもなく、丁錢艶視点で観ることになります。
そこに、私がこの作品を一番観ている原因・理由があるようです。
その辺を、記して行きましょう。
さて、この作品!
「月曜ロードショー」でテレビ放送された時のコピーは以下のようなものです!
倒せ! 殺し屋集団
燃えよ!成龍八翔拳
徐楓が扮する丁錢艶は、小雷の両親を殺した花蜂党の女首領であります!
上のコピーでいうところの「殺し屋集団」だね!
ところが、丁錢艶の両親を殺したのは小雷の親なんですね。
丁錢艶が5歳の頃。
親が盗賊団・花蜂党という事で、小雷の親 (江南地方の総督) と闘い、両親は殺され顔に一生消えない傷を負わされてしまいます。
きっと、色々なことがあったことでしょう。
自分もいつ殺されるかもしれない、と幼少の頃は怯えて暮したようです。
同時に、その傷を覆い隠しながら、復讐の日までカンフーの腕を磨き、虎視眈々と機が熟すのを待っていたのでしょう。
そして20歳!
花蜂党の女首領として小雷の親に復讐へとなります!
そう!
この作品は、小雷の復讐劇よりも前に、丁錢艶の復讐劇から始まります。
なんと、宙を舞う棺桶に乗って、その中から仮面をかぶって登場する……素晴しきイリュージョン!
これは、並々ならぬ決意と殺意を感じます!!!!!
でまぁ、ここで、小雷と出会うワケですね。
そして、小雷と一戦交えるんですが……。
後半の特訓シーンでは丁錢艶にコテンパにやられる小雷なんですが、最初のこの一戦はいいところまで行くんですよ!
実際、丁錢艶の首に刀を突き付けます!
そこで止めを刺しておけばこの物語は終わっていた?んでしょうけど、丁錢艶の身の上話(お前の親に顔に傷を付けられた)を聞いてしまい、小雷、戦いの中で戦いを忘れてしまうんですね。
油断した小雷を、丁錢艶はボコボコにします。
そして、小雷にトドメを刺さず、「何時でも殺せるから、怯えて暮しなさい」と野放しにします。
これは、先に記しましたが、5歳の時に自分の両親を殺され、自分もいつ殺されるかもしれないと怯えて暮していた自分自身の苦しい経験を小雷にも味わせようという作戦なんですね。
女という生き物は、時として恐ろしいものです。。。
でも、もうこの時点で、丁錢艶は小雷に???
だから殺せなかった???
そして、大問題のシーン!!!
金川の家で休息している小雷に逢いに来る丁錢艶。
が、疲労などのストレスの為か、小雷の目には干々に見えてしまう!
「ええっ!? 目の錯覚か?」と小雷……そんな馬鹿な(笑)
こ、これは、他のジャッキー映画にはお目にかかれない、なかなかスリリングな展開です!
ここで流れるBGMは、日本独自のものでないのですが素晴らしいと思います!
そのBGMに、ありゃ~激しく揺れる風鈴 (←なのかな???)のカット!
なんで揺れているのかは……とっても意味深です!
嗚呼、このカット、思春期だった私には刺激が強過ぎでした。
今は笑えますけどね!!!
で、ひとしきり燃えたその後……。
小雷の持っていた干々のイヤリングを見付け、嫉妬!
こういう時の女性の眼は、また違う意味で恐ろしい。。。
そして、このシーンもすごい!
この時点で、もう丁錢艶は完全に小雷を。。。
その想いが爆発するシーンです
干々を見つけられず、途方にくれる小雷。
側の木の上で高みの見物の丁錢艶は、そんな小雷を笑っています。
実は、干々の居場所を知ってる丁錢艶。
でも、小雷にはヒ・ミ・ツ!
小雷、腹が立ってその場を去ります。
すると……
名前ぐらい訊きなさいよーっ!
と自分の名前を絶叫します。
珍しく、エモーショナルな丁錢艶が拝めます!
でも、小雷はスタスタと走り去ってしまいます。
丁錢艶の絶叫が悲しいくらいに木霊します!
あ~切ない!
不器用過ぎるよ、丁錢艶!
哀しい、哀し過ぎる!
もう、完全に恋しちゃってるんだね。
正直、初めてみた時は、「なにを勝手な事言ってんだろ???」と思っていましたが……。
この作品、小雷の性格も大概ひねくれた感じがありますが、丁錢艶もかなり屈折しています。。。
5歳の時に顔を傷つけられて、怯えながらの生活してたんだもんな……仕方ないか。。。
しかも、気が付けば愛する男の両親は自分の親の仇、自分は愛する男の親の仇。
その愛する男は、他の女にまっしぐら!
自分の名前も聞いてもらえないし、自分は恋愛に超不器用ときたもんだ!
このシーン、何回リピートしただろう。。。
そして、色々あって(説明は面倒臭いので本編をご覧下さい)小雷は丁錢艶の家 (?) に居候。
干々ロスで、何もしない、何も出来ない、ただただ一点を見つめる小雷。
その間、丁錢艶はそんな小雷の為に、2日間も寝ないで薬草を求め、山中を歩きまわっていたのに……。
だから、頭に来たんでしょうね!
丁錢艶、最終的に戦わなければいけない相手が、兄弟の契りを交わした竜四を殺し、干々と結婚すると言いだした親友の金川だとぶっちゃけます!
するとさすがの小雷にもスイッチが入り、出て行こうとするんですが、丁錢艶にボコボコにされ……私に勝てない様では金川には勝てないぞ!とどや顔!
だったら勝って出て行くさ!とばかりに修行する小雷。
で、ここからが凄い!
何処のレビューにも書いてあるだろうけど、小雷は幾度か丁錢艶に挑戦するが負けてしまうんですね。
そして、負けたら罰があるですよ、それが極悪非道だ!
丁錢艶、かなりのドSです!
・ 焼けた炭を食わしたり(声を奪われます)、
・ 焼けた鉄板で顔を焼いたり(男前台無しです)、
・ 挙句の果てに毒 (結局は違うのですけど) を飲ませます。
が、小雷も凄い!
そのすべてを受け入れたんですよね。
物語の上では、この一連の極悪非道行動は、「成龍拳」をマスターする為の荒行(?)だったワケですが、私は小雷の千々に対する本気度を、丁錢艶は試したんじゃないかとも思っています。
で、丁錢艶もここで完全に諦めたのでしょう、小雷の心は自分には向かないと。
千々を助ける一心で生きているのだ、と悟るワケです。
よって、愛する男の願いを叶えるために丁錢艶は、秘伝「成龍拳」のトラの巻を小雷に伝授しちゃうんだな。
小雷はそれを受け取ると、黙って出て行きます。
そして、侍女になるのかな?
その侍女にどうしてそんな大切なモノまで渡すのかと訊かれ、
「愛しているから」
と答えちゃうんです、丁錢艶!
と、そこへ、小雷が戻って来ます。
その時の戸惑った丁錢艶の顔が、私はこの映画で一番好きです。
何かを期待した……のかな?
そして、ここで丁錢艶にお礼を言う小雷。
「御恩は一生忘れません!」
……もっと、なんか優しい言葉はないのかい???
そして、再び出ていく小雷。
それを見送る丁錢艶……もう、私にはこの時の丁錢艶の気持ちは、はかり知れません。。。
でまぁ、最終的に小雷は、マスターした「成龍拳」で金川を撃退!
千々も奪還!
善が悪で、悪が善で (笑)。
気付けば、丁錢艶の女首領としての描写は最初だけで、最後は党を捨てたのか……何処へ……このカット、バックで流れているのは小雷の「御恩は一生……」って最後のセリフなんですね……泣けます。
いやぁ、駆け足で振り返りましたが、どうでしょう?
ジャッキーファンである以上、どうしてもジャッキー視点、つまり小雷視点で観てしまいがちなんですけど、丁錢艶視点で観ると、なかなか胸が痛い「悲恋劇」ではないでしょうか?
「屈折」という足かせをはめられた丁錢艶の苦悩がたまらないですよね!
もうね、私の中で、この作品の主演は丁錢艶=徐楓なんです。
いや、そもそもこの地元のポスターにはこうありますもんね!
確認しにくいですが、上の方に 徐楓 成龍 領衛主演 とあります。
そう、W主演なんですよ!
しかも、徐楓の方が写真も大きい!
それもそのはず!
この時のジャッキーはまだまだ新人ですが、徐楓は既に大スターでしたからね!
新人ジャッキーの名を売る為のW主演だったんですね!
だから、丁錢艶=徐楓視点で観るのは……実は当たり前の行為なんです(笑)!
でもね、、こうした「視点」に気付かせてくれたTさんに、今更ながらお礼を言います……有り難う。
どんな作品も、ガラリと印象が変わります!
また、ジャッキー主演として観た場合でも、今観るとかなり見応えがあるんですね!
それに、この作品、とにかくジャッキーがやられまくります。
先に紹介した様に、なんだかんだ言って、丁錢艶には勝てないままです。
また、ラストの小雷VS金川も、そう。
結果的には、小雷は勝ちますが、強さは圧倒的に金川が上だったように感じます。
ですから小雷はやられまくります!
で、そのやられっぷりを見れば見る程、ジャッキーの格闘の上手さ、そして凄さが再認識出来るのです。
本当に、ジャッキーは受けが上手い!!!!!
でね、ラストファイトの小雷の髪型って、キチンとしたズラでなくボッサボサでしょ!
それが荒々しくていいんですよね!
そして、忘れちゃならない日本独自の楽曲群!!!
「SEIRYU-KEN」、「I NEVER SAID IT'S FOREVER」等が、この作品を盛り立てています!!!
今一度紹介!
珠玉の日本独自のオリジナルサウンドトラック!!!
アナログ(LP)盤 「成龍拳」
A-1. SEIRYU-KEN
A-2. ドラマ「花蜂党の復讐」
A-3. ドラマ「何処か遠くへ…」
A-4. ドラマ「竜四の告白」
A-5. I NEVER SAID IT'S FOREVER
B-1. ドラマ「血雨党の逆襲」
B-2. ドラマ「小雷の危機」
B-3. ドラマ「金川の正体~竜四の死」
B-4. ドラマ「千々を求めて~苦業の日々」
B-5. ドラマ「激闘!成龍拳」
どちらかと言えば、暗く、地味な作品に、キラキラ感を与えているのは間違いなくこの日本独自の楽曲です!!!
あ、書いていないけど、「Sad Dreams」、「The Ghost」、「Fight Of Justise」等のBGMが収録されています!
ラストの小雷VS金川、「SEIRYU-KEN」の流れるタイミングが凄く大好きです!
さ、まとめに入りましょう!
私が数あるジャッキー映画の中で、「成龍拳」を一番観ている理由……それは!
ジャッキー映画には珍しい、その「屈折」が絡む悲恋と、ジャッキーの見事なやられっぷり、そしてそれを飾る私的に大好きな曲調の主題歌・サントラのせいなんですよね!
これなんですよ!
しかし、好きな楽曲を聴きながら、悲恋ややられっぷりを楽しむだなんて……うむ、丁錢艶より私はドSだな (笑)。
ただ、言っておきます!
好きな作品かと訊かれたら……そうではありませんからね (笑)。
皆さん! 改めて「成龍拳」をご覧ください!
さ、次回は「神拳 ヤング・ボディーガード」です!
Fanks!!