下の記事の続編になります!
まぁ、特に読んでも読まなくても、今回のは今回のだけで問題はないので……読まなくてもいいかなぁ。
ま、気が向いたら、記事本文にも、一ヶ所リンクさせてるから、その時に読んでくれてもいいですけど……まぁ、別にすすめません。
本題です!
「龍拳」(1978年)です。
まず最初に、ある1人の男性にスポットを当ててみましょう!
あ、先に言っとくと「龍拳」の感想というより、今回はまず、この男性の話ね!
ホラ、彼ですよ!
読んでいる人、もっと、心を開いてください!
そして、私の心を感じとってください!
見えて来ましたか?
え!?
「帰ってきたウルトラマン」に出て来る「次郎少年」?
おしい、髪型だけは正解です。
もうすぐです。
もう、答えは見えている筈ですよ!
……って、馬鹿馬鹿しいから止めましょう!
ハイ、田俊です!
ジェームズ・ティエンです。
この方と言えば、ブルース・リー映画にも登場するスターですよね。
「ドラゴン危機一発」(1971年)、「ドラゴン怒りの鉄拳」(1972年)、「死亡的遊戯」 (2000年) に登場。
「ドラゴン危機一発」とてもいい好青年役だったよね……殺されちゃうけど。
「ドラゴン怒りの鉄拳」も同じ道場の門弟役だったよね……殺されちゃうけど。
「死亡的遊戯」も……あれは一緒に塔を登る仲間役、だったよね……殺されちゃうけど。
ところが、ジャッキー映画になると……以下、ご参照を。
「ヤングボディーガード 神拳」(1977年)
主役の一人なんだけど、人の顔の皮を剥ぐ偏屈な達人役
「カンニングモンキー 天中拳」(1978年)
裏切り者役……殺されちゃう
「拳精」(1978年)
殺人拳・七死拳の使い手役……殺されちゃう
「龍拳」(1978年)
裏切り者役……殺されちゃう
「クレージーモンキー 笑拳」(1978年)
ジャッキー(当時24歳)より12歳年上なだけなのに爺さん役……殺されちゃう
「ジャッキー・チェンの醒拳」(1983年)
ジャッキー(撮影当時24歳)より12歳年上なだけなのに父さん役……殺されちゃう
「五福星」(1983年)
マフィアのボス役……捕まっちゃう
「ファースト・ミッション」(1985年)
悪のシンジゲートのボス役……ボコボコにされちゃう
「サイクロンZ」(1988年)
マフィアのボス役……殺されちゃう
もういいですね (笑)。
あと、「大福星」も「七福星」等にも出演しています!
ほぼほぼ悪役です!
でね、動きはいいんですよ。
ブルース・リーの映画の時は退屈に感じたけど、ジャッキーの映画の氏は上手いんですよ、カンフーが。
まぁ、ジャッキーの受けが上手いから、という意見もありますけど、ここでは内緒!
あ、そう言えば、「ドラゴンへの道」(1972年) で有名なセリフ「お前がタンロンか?」を発したウォン・インシクにも同じ事が言えますけどね。
ちなみに、ウォン・インシクは韓国合気道・ハプキドーの達人です。
リーの映画では、なんか今ひとつな動きなのに、ジャッキーの「ヤング・マスター 師弟出馬」(1979年) や「ドラゴン・ロード」(1981年) では素晴しい動きを見せてくれています。
じゃ、昔が下手だったのか? という疑問も出てきそうですが、「アンジェラ・マオの女活殺拳」(1972年)での動きは本物です!
という事は、それだけブルース・リーの動きが独特で合わせにくいのでしょうか???
噂では、遅く動くように指示が出ていたとも聞きますが……実際はどうなんでしょう???
でまぁ、中途半端にしたまま、話は戻りますが (笑)、ジェームス・ティエン。
ジャッキー映画の名バイプレーヤーとして、私なんかは認知しているのですが、もともとはショウ・ブラザースで頑張ってた方なんですね。
そいでもって、70年頃にゴールデン・ハーベストへ移籍。
ロー・ウェイ監督のもとでブルース・リー作品にて大活躍!
でもって、ローウェイが独立した際に付いて行ったのかなぁ。
で、ジャッキー作品に、連続で出演!
私もこの一連の作品で、彼を好きになりました。
ところが……ロー・ウェイとも決別 (理由は知りませんが、まさか白紙の契……自粛)!
もう駄目かなぁ~ってところで、手を差し伸べたのがやっぱり我らがサモ・ハン!
これでまた、サモ・ハン作品の常連となってジャッキーと再び共演!
いやぁ、やっぱりサモ・ハンって頼りになるわ!
大好きだよ、サモ・ハン!
ところが……1993年の「Blade of Fury 一刀傾城」って作品 (私、残念ながら観てません) を最後に映画界から姿を消しちゃたそうです。
奇しくも、この引退作品……ロー・ウェイが製作で、サモ・ハンが監督なんですよねぇ~。
これも「縁」なんでしょうね。
とにかく、何気に香港映画を観ていて、ひょっこり出て来ると嬉しい存在でありました。
そういやぁ、特に印象に残っているのは、「ファースト・ミッション」でのシンジゲートのボス役かなぁ。
ジャッキーに、弾が入っていない (ことを知らずに) 銃をむけて、勝ち誇った笑みを浮かべるんだけど……弾が入っていないこと知ってるジャッキーは難なく彼を蹴散らしてしまう!
この一連、私、何回リピートしただろう……無茶苦茶面白い(笑)!
その前には、腹を蹴られて悶絶するシーンもありましたし(笑)!
あ~もっと、彼の活躍が観たかったなぁ。
古い香港映画を漁りたい衝動に駆られます。
では、最後に「龍拳」のサントラについて語りましょうか!
まず主題歌ですが……小清水ミツルさんの唄う「ドラゴン・フィスト」!
タイトルからしてカッコ良いよね!
アナログ(EP盤) 「ドラゴン・フィスト」
A-1. ドラゴン・フィスト
B-1. ドゥ・オア・ダイ
そういやぁ、どうでもいい話ですが!
中学生の頃。
この「龍拳」のビデオがなかなかレンタル店になくて、ようやく、1件見つけて、そこで借りたりしたんだけど……「フィスト」というアダルトビデオが並んでいたんですよ。
今では考えられないけど、「香港映画コーナー」の隣が「アダルトコーナー」だったんですよ、その店(笑)!
今って、どこの店でも、アダルトのコーナーはカーテンとかで仕切られてるでしょ!
昔はそんなのなかったんだな!
おおらかな時代だったんだね!
で、話し戻すけど、「ドラゴン・フィスト」が好きな私は、その「フィスト」って字面に、思わず反応してしまって、まぁ、目のやり場に困りました(笑)!
ちなみに!
どうでもいいでしょうけど、その「フィスト」というアダルトビデオは、シリーズ化されており、ズラッと並んでいました。
パッケージのデザインは、男性の握り拳……「FIST」でした!
え?……いや、借りてませんよ。
ってか、借りれる年齢ではありませんでした(笑)。
借りれる年齢になった時には、そこのレンタル屋はもう潰れていました。
あ!
従弟~読んでるか?
あそこだ、「ホ」から始まって「ス」で終わる店!
懐かしいだろ(笑)!
兎に角、この「ドラゴン・フィスト」って日本向けの主題歌もそうですが、サントラ盤も本当に素晴らしい1枚だと今でも思っています。
アナログ(LP盤) 「龍拳 オリジナル・サウンドトラック」
A-1. ドラゴン・フィスト
A-2. ドラマ「復讐の誓い」
A-3. ドラゴン・フィスト~ア・ロング・ウェイ・トゥ・ゴー
A-4. ドラマ「毒入りのお茶」
A-5. アローン・イン・ザ・ナイト
A-6. ドラマ「チュンの告白」
A-7. ドゥ・オア・ダイ
B-1. トラップ~ドラマ「ウェイの罠」
B-2. トラップ
B-3. ドラマ「苦しい胸の内」
B-4. アローン・イン・ザ・ナイト (ロング・ヴァージョン)
B-5. ドラマ「シュウシュウの自殺」
B-6. ドゥ・オア・ダイ~ドラマ「最後の闘い」
B-7. ドラゴン・フィスト
EP盤もLP盤も、ジャケットは同じデザインでしたよね
映画のチラシにも勝るとも劣らないデザインだと思います。
あ、そう言えば、東映映画配給のジャッキー映画で初めてアルバムが作られたのが、この「龍拳」です!
でも、正直言えば「ドラマ」なんてどうでもいい。
映画の音声をそのまま収録しているだけだし、どうせジャッキー本人の声じゃないし。
でも、当時はビデオとかも無かった時代……有難かったんですよ (笑)!
しかし、今はそうじゃない!
だから「ドラマ」部分を削除して……
A-1. ドラゴン・フィスト
A-2. ドラゴン・フィスト~ア・ロング・ウェイ・トゥ・ゴー
A-3. アローン・イン・ザ・ナイト
A-4. ドゥ・オア・ダイ
B-1. トラップ
B-2. アローン・イン・ザ・ナイト (ロング・ヴァージョン)
B-3. ドラゴン・フィスト
……これだけで十分です!
楽曲担当の林 哲司さん 万歳!
私は何回聴いたことだろうか???
そういえば、「ドゥ・オア・ダイ」ってのもカッコいい楽曲で、今でもよく聴いています。
また、「「龍拳」の感想」にも紹介しました、ノラ・ミャオがジャッキーに「くじけないで!」って励ますシーンに流れるのは「アローン・イン・ザ・ナイト」です。
この曲を聴くと、この曲を初めて聞いた中学時代を思い出します。
で、なんだろ?
色々と思い出して涙が出ます。
そういえば、ブルース・リーの「死亡の塔」(1980年) の主題歌のタイトルも「アローン・イン・ザ・ナイト」だったなぁ。
それにしても、各楽曲のタイトルを見ただけで、頭にメロディーが瞬時に浮かんできますよ、1982年発売のLP盤の楽曲がっ!
それぐらい聴きこんだんですね!
まさに、奇蹟のサントラです!
で、補足ですが……。
この「龍拳」のサントラは1992年10月21日、CDとして復刻発売されました。
また、このサントラ以外にも、アメリカ映画「砲艦サンパブロ」(1966年)、「猿の惑星」」(1968年)のサントラ、そして、イギリス映画「ワイルド・ギース」(1978年) のサントラ等が流用されていますよ(笑)。
そういやぁ、「ドラゴン特攻隊」(1982年) もね、「ワイルド・ギース」のサントラを使用しています!
この流用楽曲もね、他の映画のサントラなのに、絶妙なんですよ!!!
「龍拳」本編にピッタリ合っていると思います!
さっき、「ドラマ」という部分を削除しましたが、その代わりにこうした他の映画からの流用楽曲を収録して、「完璧版」として発売してもらいたいものです(笑)。
とまぁ、ダラダラと映画本編に関係ないことを書いてきましたが、これはこれで一興でしょう(笑)!
そういうワケで、終わっちゃおうと思います!
あ、もう1作品忘れてた……「ジャッキー・チェンの秘龍拳 / 少林門」(1975年) にも悪役で出てたよね、田俊 (笑)!
Fanks!!