両耳が隠れるくらい髪が伸びてきました。

特にポリシーがあってそうしているワケじゃない。

でも、その方が私らしいとも思う。

が、暑いな……切ろう!

 

切る……これには理由がある!

 

 

さて、話は変わるけど……とうとう、アメリカザリガニとアカミミガメが、外来生物法に基づく特定外来生物になるようだね。

特定外来生物と言うと……私の様な釣り人には、オオクチバス、コクチバス……まぁ、ブラックバスだな。
それと、ブルーギルやカダヤシ、アメリカナマズ(チャンネルキャットフィッシュ)なんかがパッと頭に浮かびます。

で、この特定外来生物になっちゃうと、簡単に言えば、原則として輸入や飼育、栽培、それに生きたままの移動などが禁止になります。
見つかると、当然罰せられちゃうんだよね。

まぁ、まだアメリカザリガニとアカミミガメに関しては、これから細かいところまで話を詰めていくみたいだけどね。
 

アメリカザリガニもアカミミガメも、池や川に釣りに行けば、必ず姿を見る身近な生物だよね。
ましてや、両方とも小さい頃からお世話になったもんだよ!

確かな記憶じゃないけど、私が水辺の生き物で初めて自分で捕まえて、飼ったのってアメリカザリガニかもしれない。
実際に、何冊も本を読んで、一生懸命に育てていた記憶があります。
ホント、家の側のちょっとした流れにもいたんでね。

また、アカミミガメもね。
小さい頃、盆踊りなどの屋台にいましたよね。
そう、あの可愛いミドリガメですよ。
まさか、あの可愛いミドリガメが30cm以上にもなるんだから……飼いきれなくなって、たくさん捨てられたんだろうなぁ。
野良ミドリガメが、ホント、いたからなぁ。

ウチの近所の水路は、アカミミガメだらけです!

その内、アカミミガメの駆除大会はないかもしれないけど、アメリカザリガニ駆除釣り大会なんかは開催されそうだね。
実際、ウチダザリガニの駆除大会は行われているみたいだし。

 

ま、どうなるかわからないけど……少し寂しいなぁ。。。

 

 

 

さて、本題です!

 

今日は、気持ち的に低迷しているので、旧記事の中から、おとなし目のエピソードを選びました。

2019年2月19日に公開した「青春記:「蛇鶴八拳」英風の強拳と私の強拳」 を加筆・訂正してお送りします!

 ジャッキーファンでなくても、大筋は理解出来ますので(笑)!

 では、どうぞ!

 

 

 

調べてみれば、1985年1月11日の事だそうです。
私、中学2年ですね~。

そう、この日はジャッキー主演の「蛇鶴八拳」(1977年)のテレビ放送がありました。

私が初めて劇場で観た、ジャッキー映画です!

で、その日の夕方。
私は当時住んでいた家の側……車通りの少ない交差点で、サッカーボールを片手に立っていました。
サッカーボールを持っていたのだから、きっと直前までクラスメイトとサッカーでも興じていたのでしょう……が、その記憶は全くありません。
ただ、オレンジと黒のジャージを着ていた事だけは間違いありません。

私は、ある人を待っていました。

ところが、なかなかその人が来ません。
私は暇を持て余し、側にあった柵を使ってジャッキーの真似事をし始めました。
なんと言っても「蛇鶴八拳」のテレビ放送ですからね、気分は上々。
ジャッキーの真似事にも熱が入ります!
が、なかなか上手くいかず、ドスンと尻餅をついてしまいました。
と……。


「何してるん?」


声の方に顔を上げると、待ち合わせの相手が微笑んでいました。
Sさん。
中1の時のクラスメイトです。
「好き」とかでなく、なんだろう?
彼女は私にとって、ちょっと特別な存在だったのです。

 

なぜか?

 

昔から……。

「Fanks!!さん、好きな女性のタイプは?」と訊かれたら、まずこう答えていました。

 

 「ショートカットで、笑顔が柔らかい子!」

 

実はこれ、そのままある個人のことをさしていました。

そう、幼稚園の時に担任だったA先生!

すごく大好きな先生で、今も頂いた手紙やハガキは大切に保管しています。

でも、途中で辞めちゃったんだよなぁ。。。

だから、余計に印象に残ってるんだろうけどね。

で、そのA先生にソックリだったんですね、Sさん!

 

話、戻ります!


で、不覚にも尻餅をついてしまったのを見られた、お年頃のFanks!!さん!
何事も無かったかに様に立ち上がり、


「遅いやんけ!」


と悪態をつきました。
彼女は、


「むこうで待っててん!」


と道路を挟んで反対側を指差しました。
そう言えば、誰かが立ってるなぁ~とは思っていたのですが、彼女と気付かなかったんですね。

で、彼女も眼鏡はかけてなかったけど、視力が少し弱かったのかな?

でまぁ、ここから先、何か良い展開でもあれば良かったのですが……残念ながらそれは確実にありません。

彼女との間で、大きな展開が起こるのは……中学卒業間近まで待たなければいけません(笑)!


でも、ホント……何のために彼女と会っていたのでしょう???
違うクラスでした。
今みたいに携帯電話の類があったワケじゃありません。
どうやって、この日この時間に会う約束をしたのかも覚えていないんです。
ただ、彼女がロッテの「QUICK QUENCH-C」というとガムを、


「これあげる!」


と強引にくれたことは鮮明に覚えています。
私のジャージのポケットに無理矢理入れようとしたのですが、そのジャージ、ポケットが無かったんですよね~。

 

 

「なんで、ポケット、無いの???」

 

「そんなん、(ジャージを) 作ったヤツに訊けよ!」

 


そんな、どうでもいい会話は、覚えてるんだけどなぁ……(苦笑)。
そういやぁ、私も何か渡したのかなぁ???
間違いないのは、その交差点んで暫く話をしていたという事ぐらい。
そして、辺りは暗くなり、そろそろ帰ろうとなった時に、私は……、


「送ろうか?」


と思い切って言ってみました。
すると彼女は、


「うん、お願い!」


とアッサリ頷いて歩き始めました。

そこから、彼女の家までは徒歩で20分くらい。
きっと、色々な話をしていたと思うのですが……これまた全く記憶がありません。
もちろん、「蛇鶴八拳」のことなんざ、一切忘れていました。
男なんて生き物は、こんなもんです(笑)。

と、彼女が急に立ち止まりました。


「もう近くやから(←後々知ることになりましたが、15m先でした)、ここでいいよ!」

「えっ、そうなん!?」


なんとも「中途半端だなぁ」と思いました。
ここは最後まで、家の前までお送りするのが日本男児の責任だろう、と思っていたのですが、


「近所にうるさい人がおって、もし男子と一緒の所を見られたら面倒やから……。」


の一言で私はアッサリ引き下がりました(笑)。
もし、私の私による私の為の「日本男児の責任」をゴリ押しして、彼女に迷惑が掛かっては、それこそ日本男児の恥ですからね。


「わかった、じゃ!」

「有り難う! バイバイ!」


最後にそう言葉を交わして、彼女は見えなくなりました。

しかし、私は数分間そこで立っていました。
もし、彼女の悲鳴が聞こえたら、変な物音がしたら駆けつけるつもりだったのです(笑)。

そして、5分。


「近くって言うてたから、もう大丈夫やわなぁ」(そう、1分も掛からない!)


私の強拳は出番無し!
帰路につくことにしました。

ここからの帰り道の事は、不思議とよく覚えています。
彼女と一緒の時間を過ごせて、かなり浮足立っていたと思うのですが、ひとつひとつの景色はかなり鮮明です。
と、細い道に差し掛かかった時でした。
黒のセダンが、赤信号で停車していたので、私はその車をギリギリかわそうと蟹歩きで車と民家の壁の間を歩きました。

と、その時です!

暗い運転席に光る、ある数字が目に飛び込んで来ました。
その数字は、デジタル時計。
なんと、「蛇鶴八拳」の放送が始まる3分前を表示しているではありませんかっ!


「し、しまった!!!」


さっきまで浮かれていた自分が嘘の様に覚醒しました。
このまま余韻に浸って歩いていたら、映画が始まってしまうっ!
私は猛ダッシュで家まで走りました。

ポリス・スト-リー 香港国際警察」のジャッキーが、傘を片手にバスを追い掛けるぐらい懸命に走りました!

いや、「九龍の眼」のジャッキーが爆弾から解放されトンネルから出て来るぐらい懸命に走りました。

いやいや……って、もういいですね(笑)。


で、この間の記憶は一切ありません!
ある意味、命懸けだったんだと思います!

家に着いてテレビを付けると、ほぼ同時に「蛇鶴八拳」が始りました。

嗚呼、至福の2時間!
私はジャッキー扮する英風の強拳に酔いしれたのでした。
そして、放送が終わった頃には、彼女との事はスッカリ忘れて、録画したビデオを何度も繰り返し、これを練習している私がいました   。

 

 

【久し振りにやったら10回中2回ぐらいしか成功しなかった(笑)!】

 

 

ジャッキーファンなら、この写真、わかるよね?
良くも悪くも、その頃の私は「女の子」よりも「ジャッキー」だったんですね。


Fanks!!