スーパームーン、皆既月食……見えなかったなぁ。

 

でも、どれくらいの方が、夜空を見上げていたんでしょうね、あの時間!

これって凄いことですよね!

だからね、私、見えた、見えなかった、が全てではないと思うんですよ。

見えなくて残念は残念だったけど、ホンの一時でもね、嫌な事を忘れて同じ時間帯にたくさんの方が夜空を見上げていたってことに意義があると思うんです。

それって、大切なことで、楽しいしことで、嬉しいしことだよね!

だから、ってワケじゃないけど、不要不急の外出と言われそうですが、なんか楽しい気分になったので近所を散歩しちゃいました(笑)。

 

で、その時にね、約束ごと……というか、本当なら月を見ながら、スマホで聴こうとしていた楽曲があったんです。

昔……私が20代後半だったかなぁ……自分で作った楽曲なんですが、「alone in the moonlight」(笑)。

でも、月が見えなかったこともあり、スマホで聴くことはせず、なぜか軽~く口ずさんでいたんです(笑)。

歌詞……自分で書いたのに、ちゃんと覚えてないもんですね(苦笑)。

それでもね、20数年前に書いた歌詞は、当時の自分の心情とか、色んな事を思い出させてくれます。

あ~それが、ブログを書き続けるひとつの理由かもしれないなぁ。。。

 

 

はい、ちょっと真面目過ぎました。

ここからいつも通りに書いていきますよ!

本題です!  

 

前回のラストに、 じゃ、近い内に……そうだなぁ、今度は「笑拳」の話でもやろうと思いますって宣言しちゃったから、そうします。

昔書いた記事のリサイクルですよ!

公開したのは、2018年11月30日ってかぁ。

そう思ったら、ここもなんとなく続いてるなぁ(苦笑)。

ではでは、一部、加筆&訂正等しておりますので、以前読んだことのある方も是非!

あ、ジャッキーファンじゃないと……意味不明だと思います!





さて、 「クレージーモンキー笑拳 (以下:笑拳)」(1979年) のある楽曲について語ってみたいと思います!

この映画は、当時のマネージャーであり大親友であったウィリー・チェン氏と共同で設立した「豊年影業公司」の第1回作品で、ジャッキーの初監督作品!
1979年制作なんですね~。
日本公開は1980年で、モンキーシリーズ
第3弾として公開されました。
で、日本公開版の主題歌と言えば、Dr.スープなるお方の「クレージーモンキー」&「モンキーマン」。
1980年に発売されました!
この楽曲が劇中に流れないと、「つまらない」と言うファンもいる程の素敵な楽曲。

こういう日本独自の主題歌を用意してくれた東映、本当に有り難う!
 

あ、ちょっと脱線した!

 

で、作詞がSHOGUNのケーシー・ランキンさん、作曲&編曲がキース・モリスンさん。
お約束ですが、キース・モリスンさん……私は昔、外国人だと思っていました(笑)。
また、ケーシー・ランキンさんは、80年代のアニメ「らんぽう」のOP「ワープボーイ -WARPED BOY-」を買った時に、作曲&編曲に名前を見つけて驚いたものです(笑)。 
ちなみに、ケーシー・ランキンさんとは関係ありませんが、B面の「気まぐれムーンライト」は名曲だと思います!


さて、だからと言って私は、「クレージーモンキー」&「モンキーマン」を語る気はさらさらありませんよ。
ここではこの映画のラストを飾る、オリジナル (?) のエンディングテーマについて述べたいと思います。
そう、ジャッキー扮するシンロンが、爺さんの仇である鉄の爪をやぶった後、師匠の八本足を手押し車に乗せて歩くラストシーン。
ここで、流れる正真正銘のエンディングテーマ!
それこそ日本の生んだ名曲

 

ててご橋 (1973年発売)

 

です!
 

さ、「ててご橋」。
作詞は小池一雄(漫画の原作者だったり脚本家!)さん、作曲は渡辺岳夫(アニメ、映画、ドラマの楽曲を多く手かげる音楽家)さんとなっております。
もともとは、かの有名な時代劇、「子連れ狼」(萬屋錦之介版)の主題歌なんですね。
そして唄うのは、60年代に活躍した男性歌手!
デビュー曲「女心の唄」(1964年発売) が大ヒット!
Wミリオン歌手・バーブ佐竹さん!
我々世代では「女心の唄」よりも、ラジオ(私は「MBS ヤングタウン」で聴きました)やバラエティー番組(「森田一義アワー 笑っていいとも!」で取り上げられた記憶があります)でプチブレイクした「青いゴムゾーリ」(1967年発売) の方がわかりやすいかもしれませんね。
星が云ったよ」のB面です。
 魅惑の唄声、本当に良い声です。
と、ここで「子連れ狼」やバーブ佐竹さんを知らない人からこんな質問が聞えて来そうです。

 


映画本編で流れるのは、子供の唄声じゃないかっ!

 


ええ、その通りです。
あの素晴しいコーラスワークは、コロンビアゆりかご会 のみなさんです。
もし、あなたが日本コロンビアから発売している古い (← スイマセン、古いのしか知らないので……) アニメ・特撮関係のレコード・CDがあれば見てください。
いい確率で参加しています。
 例えば、私の大好きな「超人バロム・1」!
その主題歌「ぼくらのバロム・1」も、水木一郎さんとコロンビアゆりかご会だし、「勇者ライディーン」の主題歌「勇者ライディーン」は子門真人さんとコロムビアゆりかご会
そして、女の子向けなら、私が密かに恋してたシモーヌが活躍する「ラ・セーヌの星」の主題歌「ラ・セーヌの星」にて、アレーヌさん共にコロムビアゆりかご会が参加しています。
 

そう!
実はこの「ててご橋」という楽曲、この コロムビアゆりかご会 のコーラスから始まります。
それが映画で流れた部分であり、これからバーブ佐竹氏が唄う、ってところで映画は終わってしまうのです。
魅惑の唄声が流れる前に、強制終了!
勿論、劇中にこの楽曲関連のクレジットは一切ありません。
凄く残念ですが……仕方ありませんね。
ウチのブログで、チラチラと言ってきましたが、当時の香港映画はサントラに力を入れておらず、アチコチのサントラを (きっと無断で) 流用していましたからね。
ちなみに、この楽曲は日本公開版だけでなく、香港で公開されたオリジナル版にも使用されているので、東映の仕業ではありません。
音楽担当のフランキー・チェンの選曲なのでしょう。
しかし、これはジャッキーの要望もあったかもしれません。
というのも、ジャッキーは「子連れ狼」のファンだったと思われる節があるのです。

だって、この楽曲が流れラストシーン……演出したのはジャッキーですからね!

まさか、フランキー・チェンが「ててご橋」を使用したいから、こういうラストにしてくれ、って提案したのかな???

ま、どっちでもいいか!

 

とまぁ、このようにね、先ほども言いましたが、70年代や80年代の香港映画では、他の映画のサントラ等を無許可で使用するのが当たり前!

笑拳」もね、この「ててご橋」だけじゃなく、ジョン・ウィリアムズが担当した、「スーパーマン」(19787年)のサントラなんかが使用されたりしています(笑)。

あと……あれ?……なんだっけかな?

私、そのサントラ持ってるのに、ド忘れしちゃったけど、他の洋画のサントラも使用されたりしていますよ!

 

ま、今回は、そうした無断使用された楽曲の中にね、日本を代表する歌手、しかもその方の代表曲なんかもある、って話でした。

いや~香港映画って、ホント、奥が深いよね!

 

 

Fanks!!