将棋にのめりこんだきっかけ | 竜のつぶやき

竜のつぶやき

一日一行

中学生1年生の夏休み。いつものように故郷である愛媛の山奥に帰った僕は超退屈な日々を過ごしていた。
その故郷は生まれて1年くらいしかいなかったので、同世代の友達はいないし、カブトやクワガタを取るのも飽きたし、TVをつけてもHNK以外は二つしか視聴できる放送は無く、なおかつ番組は1w~2w遅れて放送されるので既に見たものばっかり。今のようにTVゲームも無く、読書くらいしかすることが無かった。

ある日、じいちゃんが町が運営する温泉に行こうというので一緒に行って町内で一番将棋が強いといわれる人と将棋をすることになった。
その人は黙って飛車と角を盤上から取り去ると1手目を指した。僕は子供心に「どれだけ強いのか知らんけど、1局指してみんと適切なハンデもわからんのちゃうんかい。」と思ったものだ。結果は確かに負けたのだが、この無礼なオッサンに目に物見せてやろうと思い、本を買って将棋を勉強することにしたのである。

その田舎初段の棋力がいかほどのものだったのか解らないが、1年後に2枚落ち・角落ち(飛車落ちだったかも)・平手で粉砕し、リベンジを果たすことができた。そしてこの頃には将棋の魅力にどっぷりはまり込んでいたのである。