野良猫のお話。
生まれた頃から家にはなにかしら動物がいた。
私が育った頃はちょうどペットブーム初期。お祭りの夜店に行くとウサギさんが売られてた時代です。昔はまだペットショップと呼ばれるものが少なく、動物病院も同じく少なかった。
家は田舎で周りは畑ばかり、そんなところでも家の周りには野良猫が繁殖していました。昔は今ほど野良猫、野良犬に感心がなかったのか保健所がわざわざ来て捕まえるなんてことはありませんでした。これはそんな時代の私が小学生の時のお話です。
私の家ではそのとき 猫を2匹飼っていました。夜店で買ってもらったウサギさんもいました。そして当然のように野良猫も家の周りでよく見かけました。動物が好きな私は良く野良を見かけると撫でたり、給食のパンをあげたり。野良も人間の怖さを知っているのか最初は近づこうとはしませんでした。
ある日 私は1匹の白い大きな野良猫と仲良しになりました。野良猫だったけどおっとりとしていて目がブルーで 私や兄弟は『あお』と呼んで可愛がっていました。あおは悪さをするわけでもなく 家の猫たちとも仲が良かったので親も嫌がることはありませんでした。それから 数日たって新しい野良を見かけるようになりました。毛並みのいいブチのはいった猫です。その子は警戒心が強く、呼んでも来ないし、ちかづこうものなら一目散に逃げるくらいでした。私は動物好きだったのでどうしてもその子とも仲良くなりたくて 見かけたら声をかけるようにしてましたが見向きもされませんでした。
とある日、私がなかば諦めかけてあおと畑で戯れていると どこからともなくその子がやってきました!その子はあおに擦り寄ってからなんと 今まで避け続けた私の膝元まできて身体を擦り付けました。とてもとても嬉しかった。どうやら その子はあおの奥さんになったみたいでお腹が大きかった。あおと一緒にいたから私も安全だと思ったのでしょう。あおに感謝です。
それから秋がきて 田舎はさむ~い冬を向かえ 周辺はちらほら雪が積り始めました。
最近 あのブチの子見ないなぁ~と思いながら寒い時を過ごしていたある日。夜中にゴミ捨てに外へ追い出された私はしぶしぶ裏のゴミ捨てのところへ歩いていきました。ゴミ捨ての横はリンゴ畑で。とても寒い日でした。
ゴミを捨てて戻ろうとしたとき「ニャー」と言う声が私を引き止めました。どこだろうとあたりを見回すとリンゴ畑からブチの子が出てきました。「おぉ!元気だったんだ!」と思って安心して擦り寄ってくるブチの子を撫でていると後から小さい影がワラワラと。子猫ではありませんか!!こんな寒い時期に生んでっと思いながらもおそるおそる近づいてくる子猫たちをなでてあげました。冬は食べ物があまりない。私はすぐさま家にもどり 食パンを片手に舞い戻りました。どっかいっちゃったかなあ~とか思ったけどちゃんと待っててくれたのでパンとブチの子と子猫にあげました。寒くて辛いだろうけど春まで頑張るんだよっと願いをこめて。
パンを食べ終わっても私は寒い中猫たちと一緒に少しいようと思い留まりました。子猫たちは寒いのか母親の下にもぐりこもうとしたりくっついたり。その中で一番小さくてやせてる子がなぜか私のひざにのぼってきました。寒くてプルプル震えていました。可哀想で私はギュっとその子を抱きしめて温めてあげました。母親は連れていかれるんじゃないかとちょっとソワソワしたので返してあげました。でも その子はまた私のひざに乗りたがって。その時 ふと思いました。(この子だけでもうちの中に入れてあげれないだろうか。寒くてしんじゃうんじゃないだろうか)と。でも 母猫が心配するし、この子は野良として生まれたのだから兄弟といっしょに自然と共にこれから生きなくちゃいけないのだから そんなことしちゃいけないっと思って母猫に返して私は家にもどろうと立ち上がりました。その子はもっとあたためて!とばかりに私の足のまわりをウロウロします。私は後ろ髪を引かれる思いで家へ帰りました。
次の日。やっぱり昨日の子が気にかかる。心配で昨日母猫がいたところへ行ってみました。ゴミ捨て場のとなりのリンゴ畑に母猫と子猫がいました。昨日とかわらず元気そうでホっと胸をなでおろしました。
が、昨日の子の姿が見えません。どこへいったのだろうと周りをキョロキョロ見ているとリンゴの木の根元に小さな・・猫の子が横たわっていました。
涙があふれました。小さな身体を抱き上げて冷たくなった身体を抱きしめました。「ごめんっごめんねっ」と泣きながら同時に自分を憎みました。なんで連れてもどらなかったんだよっこの子は寒がってたじゃないかっ私に助けを求めてたじゃないか!! 悔しくて涙がとまりませんでした。 どんなに憎んでも失ったものは二度と戻らないのに。
.....泣き腫れた目で私はその子を埋葬しました。母猫は埋葬してやっとリンゴ畑から立ち去りました。母猫の後ろ姿が泣いてるように見えました...。終
私が育った頃はちょうどペットブーム初期。お祭りの夜店に行くとウサギさんが売られてた時代です。昔はまだペットショップと呼ばれるものが少なく、動物病院も同じく少なかった。
家は田舎で周りは畑ばかり、そんなところでも家の周りには野良猫が繁殖していました。昔は今ほど野良猫、野良犬に感心がなかったのか保健所がわざわざ来て捕まえるなんてことはありませんでした。これはそんな時代の私が小学生の時のお話です。
私の家ではそのとき 猫を2匹飼っていました。夜店で買ってもらったウサギさんもいました。そして当然のように野良猫も家の周りでよく見かけました。動物が好きな私は良く野良を見かけると撫でたり、給食のパンをあげたり。野良も人間の怖さを知っているのか最初は近づこうとはしませんでした。
ある日 私は1匹の白い大きな野良猫と仲良しになりました。野良猫だったけどおっとりとしていて目がブルーで 私や兄弟は『あお』と呼んで可愛がっていました。あおは悪さをするわけでもなく 家の猫たちとも仲が良かったので親も嫌がることはありませんでした。それから 数日たって新しい野良を見かけるようになりました。毛並みのいいブチのはいった猫です。その子は警戒心が強く、呼んでも来ないし、ちかづこうものなら一目散に逃げるくらいでした。私は動物好きだったのでどうしてもその子とも仲良くなりたくて 見かけたら声をかけるようにしてましたが見向きもされませんでした。
とある日、私がなかば諦めかけてあおと畑で戯れていると どこからともなくその子がやってきました!その子はあおに擦り寄ってからなんと 今まで避け続けた私の膝元まできて身体を擦り付けました。とてもとても嬉しかった。どうやら その子はあおの奥さんになったみたいでお腹が大きかった。あおと一緒にいたから私も安全だと思ったのでしょう。あおに感謝です。
それから秋がきて 田舎はさむ~い冬を向かえ 周辺はちらほら雪が積り始めました。
最近 あのブチの子見ないなぁ~と思いながら寒い時を過ごしていたある日。夜中にゴミ捨てに外へ追い出された私はしぶしぶ裏のゴミ捨てのところへ歩いていきました。ゴミ捨ての横はリンゴ畑で。とても寒い日でした。
ゴミを捨てて戻ろうとしたとき「ニャー」と言う声が私を引き止めました。どこだろうとあたりを見回すとリンゴ畑からブチの子が出てきました。「おぉ!元気だったんだ!」と思って安心して擦り寄ってくるブチの子を撫でていると後から小さい影がワラワラと。子猫ではありませんか!!こんな寒い時期に生んでっと思いながらもおそるおそる近づいてくる子猫たちをなでてあげました。冬は食べ物があまりない。私はすぐさま家にもどり 食パンを片手に舞い戻りました。どっかいっちゃったかなあ~とか思ったけどちゃんと待っててくれたのでパンとブチの子と子猫にあげました。寒くて辛いだろうけど春まで頑張るんだよっと願いをこめて。
パンを食べ終わっても私は寒い中猫たちと一緒に少しいようと思い留まりました。子猫たちは寒いのか母親の下にもぐりこもうとしたりくっついたり。その中で一番小さくてやせてる子がなぜか私のひざにのぼってきました。寒くてプルプル震えていました。可哀想で私はギュっとその子を抱きしめて温めてあげました。母親は連れていかれるんじゃないかとちょっとソワソワしたので返してあげました。でも その子はまた私のひざに乗りたがって。その時 ふと思いました。(この子だけでもうちの中に入れてあげれないだろうか。寒くてしんじゃうんじゃないだろうか)と。でも 母猫が心配するし、この子は野良として生まれたのだから兄弟といっしょに自然と共にこれから生きなくちゃいけないのだから そんなことしちゃいけないっと思って母猫に返して私は家にもどろうと立ち上がりました。その子はもっとあたためて!とばかりに私の足のまわりをウロウロします。私は後ろ髪を引かれる思いで家へ帰りました。
次の日。やっぱり昨日の子が気にかかる。心配で昨日母猫がいたところへ行ってみました。ゴミ捨て場のとなりのリンゴ畑に母猫と子猫がいました。昨日とかわらず元気そうでホっと胸をなでおろしました。
が、昨日の子の姿が見えません。どこへいったのだろうと周りをキョロキョロ見ているとリンゴの木の根元に小さな・・猫の子が横たわっていました。
涙があふれました。小さな身体を抱き上げて冷たくなった身体を抱きしめました。「ごめんっごめんねっ」と泣きながら同時に自分を憎みました。なんで連れてもどらなかったんだよっこの子は寒がってたじゃないかっ私に助けを求めてたじゃないか!! 悔しくて涙がとまりませんでした。 どんなに憎んでも失ったものは二度と戻らないのに。
.....泣き腫れた目で私はその子を埋葬しました。母猫は埋葬してやっとリンゴ畑から立ち去りました。母猫の後ろ姿が泣いてるように見えました...。終