日本の歴史を語る際に絶対に外すことができない第二次世界大戦。


あれから63年。


もちろん、僕は体験してないし、戦争経験者の言葉も祖母から


伝えられたことだけ。あとは歴史や、テレビ、マンガで学んだ。


たぶん、いろいろな方からご指摘は受けると思うけど、僕は


特攻隊が好きだ。


史上最低の愚策だったかも知れないが、間違いなくそこには、


純粋で、かっこいい大和魂があった。


命令されて嫌々飛行機に乗った人もいるだろう。


ただ、それでも、特攻機に乗って日本の為に散っていった。


その事実だけでいい。彼らは、それでも日本の為に飛んだ。


今、戦争が起きて、特攻命令が下ったらどれだけの人間が


乗るだろうか。今の戦争でそんな作戦が通る訳ないが、


いつもその事を考えてします。


現代社会は、超個人主義だといわれる。


人と人とかインターネットで繋がれ、相手の顔も見えない。


そんななかで、平和とか、幸せとかうたって、いいんだろうか。


僕はインターネットも使うし、携帯だってもってるけど、違和感を


感じずにはいられない。


国土が広く、もともと人と人の距離が遠かったアメリカには


ぴったりかもしれないが、ここ、島国日本では、それほど必要では


ない気がする。


日本人の昔から持っている、義理とか人情とか、そういったもの


にもっともっと目を向けるべきだし、大切にしていきたい。


3.11の時もそうだった。


僕は、東京であの地震を体験した。かなりのビビりなので、


緊張とパニックからお腹壊したほどだ。(笑)


3.17に、南三陸町に救援に行った。自分ができることは


現地の人にあって、現地の人達を勇気づけることだと思ったから。


正直、死ぬかもって思った。親父も行きたいって言うから


「死んでしまったら、誰が家族の面倒を見るんだよ。」


なんていうドラマチックな展開もあった。


そして、現地入りして、自分の非力さに落胆した。


これが本当に現実なのか。現地で見る、景色、におい、余震、


恐怖、不安、友情、気温、いろいろなものが鮮明に僕の心に


焼きついた。


1週間現地にいて、帰ってきてからいろいろな人に伝えた。


現地には何が必要で、指揮を取る人間もいないことを。


そこで、こう言う人達もいた。


「なんで行ったの?あぶないのに。」


「俺もなんかすればよかった。」


「現地のかわいそうだよね。」


僕は、大和魂がこの国から少しなくなっていることに気がついた。