昨日のことだった。
歯を磨こうとしていると、母親が風呂の掃除をしていた。
なにかを見つけたらしく、「ちょっとちょっと、あんたどれで体洗ってるん?」と聞いてきた。
なんか知らんけど、一人で軽くテンションが上がってた事は、声の張り具合と緊迫具合で把握できた。
「黄色の奴やで」と答えた。俺は黄色のタオルで体を洗っているのだ。
「黄色!!??あんた、それは洗顔用の石鹸やで!!!」
「・・・。 いや、タオルの話をしてんねん、タオル、タオル。」
「なんや、タオルかいな。体はどれで洗ってんの?」
「体はボディーソープで洗ってるよ。」
「ボディーソープってあんた、、、ダ、ダブかいな!!」
「ああ、そうや。」
「なんや、洗顔で体洗ってんかと思ってびっくりしたわ!!!」
イラっとした。
しらんがな。何を一人でもりあがってんねん。
こういうときってある。なんか勝手に向こうが盛り上がってて、なんで俺が付き合わされなあかんねんっていう。
何がめんどくさいっていうかっていうと、「黄色!?あんた、それは洗顔用やで」って言われてから、「いや、タオルの話をしてんねん。」って説明するまでの間。
母親は、完全に俺が洗顔用の石鹸を間違って使い続けていると思ってて、「ついに発見した!!」みたいなテンションで、くい気味できとる。
でも、実際は違う。全然違う。見当はずれも甚だしい。
それでも、向こうは「疑いの余地はなし!」みたいな顔で、俺の顔をじっと見とる。完全にみとる。「十中八九間違いなし!!」みたいな雰囲気をかもしだしとる。そういう間の使い方をしてきとる。テンションもあがっとる。
うわー、もう、ぜんっぜん違うし!! いちいち説明せなあかんのか。だる!!なんで、説明するまでのこの間、俺が悪い事したみたいな感じになってるの?本当は全然見当はずれやのに。その事は明白やって、俺は理解できてるのに。
この感情って、なんなんやろう?と少し考えてみた。
ポイントは責められている事柄がいわれのない事だとを「100%俺が理解していること」だ。もう断固たる事実。それは火を見るよりも明らか。それを俺はちゃんと理解している。もし、俺が少しでも身に覚えがあれば、もしくは相手の言いたいことをうまく把握できていなければ、こんな気持ちにはならないだろう。
「あの事かな?」と記憶を探ったり、「えっ?何のことだろう?」と純粋に疑問に思うだろう。
でも、完全に見当違いだと分かっているのだ。分かったうえで、尚且つ完全に勘違いしてヒートアップ(まあ、今回は別にヒートアップしていなけれども、テンションは上がっていた)している相手に、「違うんだよ。」と説明しなければならない。
だるっ!!そして、なんか自分も損したようなこの気持ち。
こんな経験、ほんとにありますよね。
エキセントリック成人ボウイ


