風俗嬢の恋日記 -11ページ目

どうしたら

詳しくは書けないけど、好きな人に悲しいことが起こってしまった。
私はそのことをさっき電話で聞いた。

きっとすごく悲しいだろうに、いつものように笑ってる彼の声を聞いてたら私が泣きたくなって。
今すぐそばに行って抱きしめてあげたいけど、それは私の役目じゃないんだよね。
ああ、できれば彼の大切な人がそうしてあげてればいいなぁ。
彼の悲しい気持ちが少しでも慰められるように。

彼は辛くてもそれを表に出さないで笑ってる人だから…辛いときくらい辛い顔したっていいのに。
大切な人の前ではちゃんと泣けているかなぁ。
私が心配することじゃないんだけどね。

こういうとき、何もできない自分が悔しい。
彼の悲しい気持ちの慰めにもなれない自分が。
それとも少しは慰めになれているのかな、わかんないや。

明日には彼に会えるから、何か甘いものを買っていこう。
すごーく甘くて美味しいやつ。
それを食べて彼が少しでも元気が出るように。

最近の悩み事

それはお肌の乾燥。

仕事柄、毎日最低三回以上はお風呂に入る。
お客さんと体洗いっこしたり湯船に浸かったり…
できるだけこまめに保湿クリーム塗ってるんだけど、やっぱり仕事上がりには脚とか腕とかパリパリになっちゃうんだよねぇ。

手触りのいいもち肌を売りにしてる私としては、乾燥は大敵なのです。
何かいいボディ用の保湿クリームないかなぁ。
できればベタベタせずに香りのいいもの。
今年はプレゼントしてくれるサンタさんもいない私は、自分で調べて自分で買うしかないんだけどね。
今度ネットで調べてみよう。

ごめんね

ちょっと前、私は指名のお客さんを一人切った。

決して悪い人ではなかったし、定期的に来てくれる上客のうちの一人だった。
30代後半、バリバリの営業マンで見た目だってそんなに悪くない。
でも彼は私に本気になってしまったらしい。

来る度にずっと「本気で好きだから、彼女になってほしい」と口説き続ける。
お店に来ない日はメールと電話を繰り返す。
できるだけどちらも返していたけれど、いくらなんでも仕事中は電話に出れない…そうなると出るまでかけ続ける。

私だって、いいお客さんにはできるだけ優しくしたいと思う。
お客さんとのメールも電話も仕事の一部だと思うから、仕事中以外はちゃんと返してきた。
だけどついこの間、私は仕事でとても疲れていて彼のメールにも電話にも丸一日反応できなかった。
そしたら、次の日彼から一通のメール。
「やっぱり俺は客以上の関係じゃなかったんだね。俺は本気で亜紀が好きだったのに…」

もう限界。
私は彼の彼女でも奥さんでもない。
こういう仕事だから、ある程度本気になってもらって通ってもらうのはありがたい。
でもね…そんなひとりよがりの「好き」は、相手が風俗嬢でも彼女でも迷惑になると思うよ。
もっと私がしっかりしてたら、お客さんとして彼を引っ張ることもできたんだろうけどね。
無理でした。
上客を一人失うことになるのは分かってても、私は彼を切った。
ああ、すっきりした。

ちょっともったいない気持ちはあるけどね。
新しいお客さんを作れるように頑張ろう。
人間って欲張りだよね。
体を手に入れるだけじゃ満足できないんだから。