『すぐ拒否。糞苛々すんなあ。彼氏に謝られてどんな気分?』

『あー苛々する。電話する気ないのー?』

『しけてんなあ』

『俺と付き合いたくないんだ』
『親のことは謝ったからいいじゃん。謝ったの受け止めてくんねえと先進まなくね?しかも俺にとっては飯食う前が意味不明だったしさ』
―体調悪いのもつらい。部屋に戻ってから熱出た。頭痛が激しくなった。
―部屋に戻るとコムが光っていた。だけど、もううれしいとは思えなかった。時間に引きずられているだけだから。


19..

オレンジデーに書いたこのお願いは

このときの思いは嘘じゃなくて、

ホンモノだったよね、きっと。


たとえいつか変わってしまっても、

その時の思いはきっと嘘じゃなかったはず。


もう二度と行けないあつみの部屋。

ふたりで過ごした部屋。

だけど想い出だけはそのままあるよ。


19..

一緒に食べたお弁当。

早起きして作って、一生懸命だったなあ…。



19..

メロンパンとかおやつとか色々持っててたなあ。



19..

あつみの学ラン着てみたりとかもしたよね、懐かしい。



19..

誕生日プレゼント…だっけかな。

めっちゃ時間かかったの、これ作るの。

結構頑張ったんだよ。

「形に残るものがいい」って言うから、

だったら手作りのほうがいいかなって。

思いついたのがクロネコのこれ。

なんでクロネコかは、あつみの猫がクロネコ。

まりちゃんをイメージしたんだ。

やっぱり縫い物は苦手だし、不器用だから。

でもそれなりに頑張ったんだよ。


元気だって伝えたいから

ずっと更新してなかったブログを更新しました。

心配かけないように、嘘でも書くしかなかった。


「毎日楽しく笑って過ごしています」って。

ばかみたいだよね。

でも、だれかに心配かけるのはもう嫌だから。

この嘘は人を傷つけない嘘でしょう…?

必要な嘘でしょう…?


ねえ、どうしてなのかな。

今の自分がわからないよ…。

―もうすぐアゲハ蝶になるさなぎが二匹いる。空を自由に飛んでいけるように見守っているよ。できれば私のそばにいるこのコも連れてってあげてほしいよ。飛べるようにしてあげたい。自由に生きてほしい。
―ねえ、さとみ。この時間さえ虚しいよ。疑問しか出てこないの。優しくない時間が私を孤独にさせる。

―強くなるってきっと経験重ねていくんだね。

―だけどわからないことがありすぎるよ。前に進む自信がないよ。
―これが最後かな。片付ける想い出は重すぎて崩れてしまいそうだよ。

―大丈夫、言い聞かせていけばいつか道開けるから。