ウナギの稚魚は、1日に1本ずつ成長線が増えるそうです。
この成長線は、木の切り株にある年輪と同じような輪で、ウナギの場合は年輪ではなく「日輪」とでも呼ぶべき線なのです。
この線を数えれば、ウナギの稚魚が生まれて何日経過しているのか分かるそうです。
さらに、この輪の幅を計ると、成長がよかった時期、悪かった時期など、成長の様子まで知ることができるのです。
さて、これを私たち人間に置き換えてみましょう。私たちには、毎日の成長線の輪があるでしょうか。それがウナギの稚魚のように一日一日増えているでしょうか。
元アスリートでタレントの武井壮さんは、以前にテレビで「ピアノを始めた」と言っていました。驚くリポーターが「どうして突然ピアノなんですか?」と問われ、武井さんは答えました。
「毎日1mmでも成長したいから、新しいことに挑戦するんです」
ウナギの稚魚の成長の輪は、きっと1mmよりも幅が狭いです。それでも、確実にその成長が刻まれていきます。
私たちも、ウナギの稚魚に負けないように1mmでもいいから毎日成長したいものです。
そのためには、日々新しいことへのチャレンジを忘れないようにしたいです。